課題名 | 屋上緑化における棚仕立てに関する研究 |
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研究機関名 |
公益財団法人東京都農林水産振興財団東京都農林総合研究センター |
研究分担 |
農林総合研究センター 緑化森林科 |
研究期間 | 継H22~24 |
年度 | 2011 |
摘要 | 東京都は、条例により敷地や建築物上への一定基準以上の緑化を義務づけている。しかし、これまでの屋上緑化は、屋上表面の平面的植栽が多く、逆に屋上での人の活動空間を狭めてきたという課題がある。この改善方策として、つる植物を活用し、小さな植栽容量かつ棚状で緑被面積を確保できれば、活動空間の確保だけでなく、設置・管理コストの抑制にも繋がる可能性がある。そこで、より空間の活用域が広がる、つる植物の立体緑化、特に棚状緑化に着目し、緑化効率や省管理性などの効果について検証する。 、(1)つる植物9種の水平方向への伸長量と棚の被覆度合いについて,屋上緑化で利用される軽量土と対照土で比較した。生育状況から軽量土は棚状緑化に適することが明らかになり,特にビグノニアとクレマチス・アーマンディについては有望な植物種と考えた。 、(2)2種の培養土を用いて,つる植物を棚状に仕立てた場合の必要灌水量と側枝の発生量について調べた。その結果,軽量区における必要灌水量は対照区に比べ2倍弱と多く, 側枝の発生量は対照区より軽量区,棚面誘引部分の下部より上部で多い傾向であった。 |
カテゴリ | クレマチス コスト |