課題名 | 県内水産物の機能性成分評価試験 |
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研究機関名 |
富山県農林水産総合技術センター |
研究分担 |
食品化学課 |
研究期間 | 継H20~23 |
年度 | 2011 |
摘要 | 近年、食品の機能性成分に関する情報やこれらの機能性成分を含有する食品の開発が求められている。そこで、本県の水産物について、含有する機能性成分を調査する。また、一部の水産物についてはその季節変動を把握する。今年度は、氷見産の あかもくについて機能性成分及び一般成分を分析した。その結果、機能性成分では、ぬめりの成分でもあるフコイダンは2月8日が5.0g/100g、3月3日が10.0g/100g、3月28日が8.9g/100gと、生殖器が形成される3月以降に増加した。また、カロチノイド色素のフコキサンチンは、2月8日が12.5mg/100g、3月3日が9.3mg/100g、3月28日が10.1gm/100gで、生殖器が形成される3月以降にやや減少した。食物繊維は2月8日が3.3g/100g、3月3日が3.8g/100g、3月28日が4.1g/100gで、採取時期が遅くなると増加する傾向が認められた。一方、一般成分は、水分が87.1g/100g、灰分が3.9g/100g、たんぱく質が1.9g/100g、脂質が0.3g/100g、炭水化物が6.8g/100gであり、採取時期による大きな変動は認められなかった。 、 |
カテゴリ | 季節変動 機能性成分 |