課題名 | 4 大豆奨励品種決定調査 |
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研究機関名 |
石川県農業総合研究センター |
研究分担 |
作物栽培G |
研究期間 | 継S53~ |
年度 | 2011 |
摘要 | 目的:本県に適する大豆の優良品種を選定する。 、成果:1)前年度 やや有望:「生産力検定」東北160号、東山213号 、 2)本年度 (1)気象経過及び生育経過 標播は、播種後の降雨に恵まれず、区によって出芽が遅れた。晩播は、播種1日後の降雨もあって、出芽は順調であった。6月から7月にかけて気温は平年より高く推移し、標播のエンレイは7月21日に開花期を迎えた。開花期前後の降雨は少なく、うね間潅水を実施した。9月20日に台風15号が県内に再接近し、風の影響で葉の黄化の早い品種の落葉が進展した。標播のエンレイは10月13日に成熟期を迎えた(平年差:-1日)。(2)収量、品質 エンレイの収量は平年より多く、百粒重は平年より大きい。外観品質のうち、しわ粒(ちりめんじわ)の発生が多く、県内でもちりめんじわの発生によって品質が低下した。(3)供試品種・系統の概評 、「生産力検定」やや有望(○) 、里のほほえみ(東北160号):成熟期はエンレイより8日遅い。本年の収量性はエンレイより少ない(本年を含む過去6カ年の収量性はエンレイ並)。百粒重はエンレイより大きい。しわ粒はエンレイより少ないが、裂皮粒は多い。シュウレイ(東山213号):成熟期はエンレイより6日遅い。本年の収量性はエンレイより少ない(本年を含む過去6カ年の収量性はエンレイ並)。しわ粒はエンレイより少ないが、青未熟粒は多い。 、「生産力予備検定」やや劣る(△) 、東山220号:収量性はエンレイより低く、百粒重はエンレイ並。タンパク含量は高い。葉焼病の発生が見られた。東山223号:成熟期はエンレイより7日遅い。分枝の発生は旺盛である。百粒重はエンレイより小さく、粒揃はやや良い。 、再検討(◇) 、すずほのか:成熟期はコスズより1日早い。収量性はコスズ並である。倒伏は見られないが、二反復ともに莢先熟が発生した。すずかおり:成熟期はコスズより8日遅い。収量性はコスズより低く、百粒重は小さい。障害粒の発生は少なく、品質はコスズより優れる。 |
カテゴリ | しわ粒 大豆 播種 品種 |