課題名 | 2 奥能登における休耕地削減のための 、作物導入技術確立 、 1)農地開発地の休耕地への山菜、果 、樹の導入技術確立 、 (1) 山菜の省力的早期成園化技術の 、開発 、 (1) ワラビの地下茎を分割しない 、育苗法の検討 、 |
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研究機関名 |
石川県農業総合研究センター |
研究分担 |
能登分場 |
研究期間 | 新H23~25 |
年度 | 2011 |
摘要 | 目的:ワラビの増殖は栄養貯蔵器官である地下茎を分割して直接植え付ける方法、あるいは分割した地下茎を鉢上げするポット苗育苗が一般的である。しかし、地下茎を分割するため、植え付けてから成園化するまでに3~4年を要している。そこで、ワラビを少容量で隔離栽培し、分割せず大苗で植え付ける方法を開発する。本年度は隔離容器・資材と培養土の混合内容について検討する。 、成果:隔離資材の検討については、トロ箱区で総葉数が多く地下茎長も長く、慣行埋め込み区で総葉数は少ないものの葉が大きい傾向にあり、少量埋め込み区で慣行埋め込み区と同等の地下茎長を確保できた。しかし、雨樋区では葉の大きさ、地下茎長が最も劣った。培養土の検討については、トロ箱N1.5倍区で地下茎長がやや劣ったが、各区に大きな差は見られなかった。以上より、ワラビの少容量での隔離栽培は、雨樋利用(容量約10L)は不適であったが、トロ箱利用(容量約23L)、少量埋め込み(容量約60L)で可能であり、現地での適応性を考慮すると夏期に萎凋しなかった遮根シートの利用が適すると考えられた。 |
カテゴリ | 育苗 早期成園化 わらび |