課題名 | 越前スイセンのウイルス検定とウイルスフリー球根の生産技術の確立 |
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研究機関名 |
福井県園芸試験場 |
研究分担 |
花き |
研究期間 | 継20~24 |
年度 | 2011 |
摘要 | ・高精度ウイルス検定法の確立 、 新しくプライマーを設計し、スイセン潜在ウイルスとスイセン黄色条斑ウイルスを検定できた。感染しているウイルスの濃度は個体間差が大きかったが、ウイルス症状の有無は認められなかった。 、・福井県内におけるウイルス感染実態調査 、 福井県内ではスイセンモザイクウイルスの感染が無い。スイセン潜在ウイルスは、どの地区においても感染が認められた。また、スイセン黄色条斑ウイルスは北部の方が高い傾向が見られた。ウイルス症状の出現した圃場では、pHが低く、また、可給態鉄が多い傾向が認められた。 、・ウイルスフリー個体の作出 、 抗ウイルス剤を用いた培養では、5-フルオロウラシルをMS培地に10ppm添加したときスイセン黄色条斑ウイルスの感染が減少した。スクロース濃度は6%で個体の生育が優れ、3%で球数が増加した。固化培地はジェランガム0.2%で最も生育が優れた。茎頂培養個体のうち、新たに70個体のウイルスフリーを確認した。また、茎頂培養個体120球を、新たに網室の隔離ベッドで順化を開始した。 |
カテゴリ | すいせん |