| 課題名 | ブドウの着色向上技術の開発 1,着色促進方法の検討 、 |
|---|---|
| 研究機関名 |
山梨県果樹試験場 |
| 研究分担 |
生食ブドウ栽培科 |
| 研究期間 | 完(H19)~(H23) |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | (1)基葉摘葉処理による着色向上方法の検討 、 果実上部の摘葉処理が着色に及ぼす影響を調査した。摘葉によりシアニジン系色素を多く含む品種で大幅にアントシアニン含量が増加したが、糖度が低いと効果は小さかった。果実品質に大きな影響は見られなかったが、若干果粒重が小さくなり、糖度が高くなる傾向が見られた。年次間差はあるが、一定の効果が認められたので、成果情報とした。 、(2)樹幹結縛処理による着色向上方法の検討 、 発芽前に、主幹もしくは亜主枝を結縛することにより着色が向上するか検討した。結縛部は、果粒軟化期には大きくくびれた。品種によっては一部着色向上が認められたが、明確な傾向は不明である。結縛の効果は、連年処理の効果も考慮する必要があるので、今後も検討が必要である。昨年検討した針金による処理は、処理部のカルス形成を阻害し、枯死した試験樹もあったので、試験は中止した。 、(3)着色不良樹におけるジベレリン1回処理による着色向上効果 、 ジベレリン処理方法の違いが着色に及ぼす影響を調査した。GA1回処理区では糖度が高くなる傾向が見られ、着色も有意に向上した。また、第2回目処理をフルメット5ppm単用とした区も着色が向上した。 、(4)湿度環境改善による着色向上方法の検討 、 B型シリカゲルを処理した袋を着色期間中、果房にかけ着色に及ぼす影響を調査した。袋内の湿度は、対照の白袋と比較して若干低下したが、着色向上は認められなかった。高湿度環境は着色に大きく影響するが、低湿化による着色改善効果は小さい可能性もある。 、(5)送風による着色向上方法の検討 、 着色期の「ピオーネ」果房に送風し、果粒表面の湿度を低下させることが着色に及ぼす影響を検討した。夜間送風区、昼間送風区ともに対照区と差がなく、送風の着色向上効果はみられなかった。 、(6)高昼温が着色に及ぼす影響の把握 、 「巨峰」において、人工気象室を利用し高昼温が着色に及ぼす影響を調査した。昼温が20℃区でもっとも着色が優れたが、30℃区と35℃区ではほとんど差がなかった。 、(7)カサおよび袋での管理が着色に及ぼす影響の把握 、 現地および果試内圃場において、「ピオーネ」でのカサ、袋の種類が着色に及ぼす影響を調査した。いずれの圃場でも乳白カサ、タイベックカサは同等に着色が優れた。遮光率の高い、タイベックカサ、クラフトカサでやや糖度が低くなる傾向があった。また、白色袋での管理では、アントシアニン含量が少ない傾向があった。 |
| カテゴリ | さくら 着色促進 品種 ぶどう |