発生予察技術確立事業

課題名 発生予察技術確立事業
研究機関名 長野県農業試験場
研究分担 環境部
研究期間 完H23
年度 2011
摘要 1.広域発生予察法の開発と改良
、(1)いもち病の発生予察技術の開発と改良
、目的:イネいもち病の全県的な発生予察システムの開発と改良。
、成果:BLASTAM-NAGANOによる感染条件の判定および現地ほ場での葉いもち発生推移の情報提供及び解析を行った。
、8月上旬の濡れ時間の長短により地域区分をし、穂いもちの発生地域と比較したところ、長時間の濡れ時間が多い地域は穂いもちの常習発生地である傾向があった。穂いもちの感染時期と収量の関係を接種試験で検討したところ、「あきたこまち」では出穂14~16日以降、「コシヒカリ」では出穂17~19日以降の感染では明らかな収量低下は認められなかった。 
、(2)ムギ類赤かび病の発生予察技術の開発と改良
、目的:ムギ類赤かび病の発生予察技術を確立する。
、成果:接種試験から感染リスクの高まる目安を暫定的に決め情報提供した。

、2.地域発生予測の改良及び実証
、(1)ほ場設置型いもち病感染予測装置「発生予察支援装置」、「クロップナビ」の適合性の検証と改良
、目的:圃場設置型いもち病感染予測装置「発生予察支援装置」、「クロップナビ」によるいもち病発生予測の適合性の検証と改良を行う。
、成果:感染予測に用いるためほ場気温から出穂期を予測する予測式を検討した。「コシヒカリ」については積算温度を
、用いた場合、低温域(20℃以下)、中温域(20~25℃)高温域(25℃以上)で生育速度を変えた予測式に改良することで予測制度が高まった。
、(2)マメシンクイガのフェロモントラップによる発生予察技術の確立
、目的:マメシンクイガ発生予察用合成性フェロモン製剤の実用性を検討する。
、成果:県内5ヵ所所の調査で、8月下旬~9月上旬に発生盛期のある発生消長が得られた。また、標高が高い場所では発生時期が早い傾向が認められた。
カテゴリ いもち病 性フェロモン フェロモン マメシンクイガ 予察技術

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