| 課題名 | 肉用牛に関する素材開発研究 、 |
|---|---|
| 研究機関名 |
長野県畜産試験場 |
| 研究分担 |
酪農肉用牛部 |
| 研究期間 | 継H20~24 |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | (1)肉用牛の哺育に関する試験 、目的:増体能力に優れた肉用子牛に適した、哺乳期の骨格の発達を図り、かつ下痢等の疾病を生じさせにくい哺育体系を確立する。 、成果:高蛋白低脂肪代用乳を用いた離乳時期の異なる強化哺乳2区、慣行哺乳および8週齢からの制限哺乳を比較検討中。強化哺乳区の代用乳摂取は良好で、「強化12区」の発育は、ほぼ標準発育上限値を上回ったが、スターター摂取量は2kgに達しなかった。「強化8区」のスターター摂取は良好であったが、雄子牛の発育で「強化12区」より劣る傾向にあった。「制限哺乳区」では、母牛の泌乳量による発育差が大きいと考えられ、スターター摂取量は2kgに達しなかった。「慣行哺乳区」については例数を蓄積中。 、(2)高品質牛肉生産のための肥育技術 、目的:肥育牛の栄養指標として新たにNDF(総繊維)やルーメン分解性を考慮し、ルーメン内の酢酸生成量を高め、肉質が良く増体も維持する飼料給与技術を開発する。 、成果:飼料摂取成績は、肥育中期の総繊維摂取量が対照区と比較しNDF区およびNDF-ST区で多い傾向が見られたものの有意差はなく、肥育後期でも有意差は見られなかった。TDN摂取量は、肥育中期および後期で有意差は見られなかった。ルーメン内容液性状は、A/P比が肥育中期、後期とも対照区と比較しNDF区で有意に高く、NDF-ST区では肥育中期で対照区と比較し有意に高く肥育後期でNDF区と比較し有意に低かった。枝肉成績は、試験区間で有意差は見られなかった。 、(3)肉用牛の育成期飼養管理技術 、目的:高消化性ソルガムサイレージの育成期における自給粗飼料の利用適性を評価し、その利用法を検討する。 、成果:粗飼料成分値は、チモシー乾草と比較しHDSSが粗蛋白質、粗灰分とも高かった。濃厚飼料の摂取量は、同程度であった。粗飼料の摂取量は、雌において対照区と比較しソルガム区がやや劣った。一部の試験牛において高消化性ソルガムサイレージの採食性が良くなかったが、濃厚飼料との混合により一定程度改善した。発育成績は、体重、体高およびDGにおいて両区で同程度の発育であった。 、(4)肉用牛の繁殖技術向上試験 、目的:分娩後の生理的空胎期間中に受精卵を採取し、かつ1年1産を達成する繁殖牛管理技術について開発する。 、成果:FSH1回投与でも漸減投与法と同様の卵胞成熟が誘起できた。PGを2日目に投与した区で正常胚が採取でき、排卵時期の制御方法を改善することにより、FSH1回投与による過剰排卵処理の可能性が示唆された。 、 プロテアーゼ濃度1mg/mlにおいて、1時間以内の短時間処理で透明帯に変化が見られた。供卵牛、受精卵のステージ等により薄化速度は異なるが、10~15分の処理が適当と考えられた。1例のみであるが、処理後のBランク卵を場内経産牛に移植し、受胎が確認された。 |
| カテゴリ | 管理技術 飼育技術 ソルガム 肉牛 繁殖性改善 |