果樹栽培に関する素材開発研究 、 、

課題名 果樹栽培に関する素材開発研究 、 、
研究機関名 長野県南信農業試験場
研究分担 栽培部
研究期間 継H20~24 、
年度 2011
摘要 1.日本ナシの新品種育成
、目的:本県に適する優良日本ナシ品種を育成する。交配実生の中から早生で、栽培特性・品質・食味の優れた早生および晩生品種を選抜・育成する。「おさゴールド二十世紀」「秋栄」が保有する自家結実性や、「南水」・「サザンスイート」が保有する黒星病耐病性を導入した日本ナシ品種を育成する。
、成果:有望実生個体(不明2、HN31、YN65、TN29、TN47、HG3)6の来歴をSSRマーカーにより確認した。新規に4組合せ332花の交配を行った。平成21年に交配し得られた実生個体のうち、自家和合性を見込んだ181個体の中からS4sm遺伝子を持つ個体を5個体選抜した。
、
、2.果樹の品種選定と高品質省力栽培技術
、(1)日本ナシ品種適応性試験
、目的:(独)果樹研究所、他県が育成した日本ナシ品種の地域適応性を検討する。
、成果:(独)果樹研究所育成系統の「筑波54号」、「筑波55号」、「筑波56号」、「筑波57号」、「筑波58号」について第8回系統適応性検定試験を実施し、2系統を命名希望とした。各県育成系統については、平成21年度に11品種、平成22年度に4品種を導入し、高接ぎ樹を育成、試験を開始した。
、(2)「南水」の栽培体系確立
、目的:障害果(条溝果、くぼみ果、ゆず肌果類似症、日焼け果)の発生原因を究明し、発生防止方法を検討する。
、成果:遮光率の高い資材を被覆し生育前半(6月下旬)から樹冠を遮光すると日焼けは抑えられたが、くぼみ果の発生が多く果実品質が劣った。くぼみ果の発生は生育前半からの強い樹冠の遮光が影響すると考えられた。果実の遮光により日焼けが軽減され、遮光が強いとゆず肌類似症の発生が多い傾向であった。また、果色や緑色の抜けに影響があった。果実の加湿による影響は明らかでなかった。
、
、3.地域特産果樹「市田柿」の生産安定技術の開発
、(1)樹体管理技術の確立
、目的:せん定方法が樹体生育、原料柿の果実品質に与える影響を検討する。着果管理方法が樹体生育、原料柿の果実品質、翌年の生育に与える影響を検討する。樹勢と果実品質の関係を調査し、適切な樹勢の指標化を行う。
、成果:せん定強度と条紋発生、結果枝基部直径、花密度、果実生産効率の間に有意な相関が認められた。果重100g、糖度18度以上の果実を生産するための仕上げ摘果目標を結果枝長22~23cmに1果としたが、昨年の試験結果では、この着果管理目標では条紋の発生が多かった。着果負荷が少なめで、結果枝の基部直径が太いと秀品率が高く、一果重が大きい傾向が認められた。全般に、樹勢が落ち着いていると果実品質が良好であった。
、(2)収穫適期の把握
、目的:標高や気象要因と成熟との関係を解明し、収穫適期の把握方法を検討する。気候温暖化への対応のため、栽培管理方法と熟期の関係について明らかにする。
、成果:果実品質調査では本年の収穫適期は、11月上旬(11/6 収穫始)であり、カラーチャートとの有意な関係が認められた。
カテゴリ カラー 管理技術 黒星病 栽培技術 栽培体系確立 障害果 新品種育成 高接ぎ 日本なし 日焼け果 品種 良食味

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