| 課題名 | アユの冷水病等対策研究 |
|---|---|
| 研究機関名 |
滋賀県水産試験場 |
| 研究分担 |
環境病理担当 |
| 研究期間 | 継H20~ |
| 年度 | 2011 |
| 摘要 | 天然水域や養殖場においてアユに多大な被害を与えている冷水病の被害軽減を図るため、冷水病に対する抗病性を付与する技術および冷水病ワクチンの開発・実用化試験等を行った。 、(1)抗病性付与技術普及研究 、河川放流用種苗として用いられているアユは冷水病に対する抗病性を獲得しているのかを5つの業者のアユを用いて調べたところ、すべてで非常に高い抗病性を獲得していた。これは 養殖場で冷水病の発病と治療を繰り返す過程で冷水病に強くなっている実態を示している。 、(2)冷水病菌拡散防止技術開発 、河川放流用アユで実施されている冷水病菌の保菌検査は結果の確実性、迅速性および低コスト化が求められており、現行のPCR法の改良を行った結果、確実性は現水準を維持したまま検査時間は約3時間短縮され、コストは約1/2で実施できるようになった。 、(3)免疫賦活剤等開発試験 、冷水病菌がプロテアーゼを多量に分泌する培養条件でワクチンを作成し、有効性を評価したところ、効果が不安定であった。ワクチン作製過程でプロテアーゼが変性したことなどが考えられるため、ワクチン作製手法などを検討する必要がある。 、(4)急性スレ症(通称:コツキ)対策 、急性スレ症はアユ同士の攻撃によって起こる近年問題化した疾病である。その防除として給餌のやり方を工夫して防止できないか検討したところ、給餌率を高くすること、また、同じ給餌率でも給餌回数を多くすることで死亡率を抑制できることが分かった。 、(5)アユ冷水病ワクチンの実用化研究 、試作された浸漬ワクチンを用いて、養殖業者の池において治験を実施したが、国の承認に必要な水準のデータが得られなかった。今後の実用化研究の実施については、治験内容や ワクチン自体の見直しを踏まえた検討が必要と考えられる。 |
| カテゴリ | コスト 低コスト 防除 |