シンクロトロン光を利用したタマネギ等の元素比較による有機農産物の特性解明

課題名 シンクロトロン光を利用したタマネギ等の元素比較による有機農産物の特性解明
研究機関名 佐賀県上場営農センター
研究分担 研究部
畑作・経営研究担当
研究期間 継H21~23
年度 2011
摘要 目的:シンクロトロン光を利用して有機栽培タマネギの元素組成等を明らかにし,その特性を解明する。

、成果:(1)‘貴錦’,‘ターザン’は,K,Cu,Zn等の元素で,慣行栽培に比べて有機栽培タマネギ球の蛍光X線強度が大きかった。しかし,‘レクスター’はK,Mn,Zn等の元素で,有機栽培よりも慣行栽培の蛍光X線強度が大きかった。また,その傾向はICP-AES分析の結果でも同様であった。(2)シンクロトロン光を利用した蛍光X線で土壌を分析する場合には,0.106mmまたは0.250mmの目合いでふるい,0.4gのサンプル重量で測定するほうが,測定値のばらつきが少なかった。(3)タマネギの錠剤,新鮮物,土壌サンプルの調整および測定方法を明らかにし,新鮮物を測定する場合には鱗葉よりも保護葉を分析したほうが短時間での測定が可能であった。(4)有機栽培タマネギの‘貴錦’,‘ターザン’は,K,Cu,Zn等の蛍光X線強度が慣行栽培に比べて大きい傾向で,‘レクスター’ではK,Mn,Zn等の元素については有機慣行栽培の蛍光X線強度が大きく,品種毎の特徴の違いが認められた。また、その傾向は2か年とも同様であり,かつICP-AES分析の結果も同様の傾向を示した。

カテゴリ 有機栽培 有機農産物 たまねぎ 品種

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