薬剤感受性低下イネドロオイムシの緊急防除対策

課題名 薬剤感受性低下イネドロオイムシの緊急防除対策
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
研究分担 生産環境グループ
研究期間 新H24~26
年度 2012
摘要 目的 イネドロオイムシに対して、感受性低下が認められる育苗箱施用薬剤及び感受性低下個体群の発生状況を把握するとともに、適切な薬剤選択のために、感受性低下個体群に有効な薬剤を明らかにし、防除対策を確立する。
、結果 a.16市町からイネドロオイムシを採集し局所施用法により薬剤感受性検定を実施した。イミダクロプリドについては羽幌町及び蘭越町の半数致死量(LD50)が最小で、最大は上川町で抵抗性比(以下、LD50比)は3.7であった。クロチアニジンについては蘭越町のLD50が最小で、最大は栗山町でLD50比は2.9であった。フィプロニルについては、昨年の比布町と比較すると、苫前町のLD50比は32.5で、フィプロニル抵抗性個体群と考えられた。ポット試験によるイミダクロプリド水和剤DF 500倍、500ml/中苗マット移植当日潅注処理の効果確認試験では、江別市や栗山町の個体群を除き効果が低かった。
、b.比布町個体群を用い代替薬剤の効果を確認したところ、クロラントラニリプロール粒剤の効果が高く、次いでフィプロニル粒剤、エチプロール水和剤Fであった。カルタップ粒剤の効果は低かった。
カテゴリ 育苗 抵抗性 防除 薬剤

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