草地更新工法の簡略化による資材節減技術の開発

課題名 草地更新工法の簡略化による資材節減技術の開発
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
研究分担 天北支場
地域技術G
研究期間 完H22~24
年度 2012
摘要 目的 草地造成・更新時における適正な施肥管理の推進とコスト低減に資するため、更新草地における土壌リン酸肥沃度の変遷を把握するとともに、リン酸施肥量の算出法を改訂する。
、方法
、a. 造成および整備・更新草地における土壌リン酸肥沃度の実態
、北海道草地開発基本調査土壌調査成績報告書(北海道農政部1974-2001)および道営土地改良事業調査地区土壌調査報告書(同1993-2011)における調査結果から造成改良(造成)および整備改良(更新)のデータを抽出し、播種床における土壌リン酸肥沃度の実態を整理した。
、b. 草地造成・更新時におけるリン酸施肥量の新しい算出法
、火山放出物未熟土(11)、黒ボク土(12)、褐色森林土(6)、褐色低地土(1)、灰色台地土(3)、グライ低地土(2)からなる、根室、宗谷地域の更新草地35圃場で実施した。耕起・整地後の播種床にリン酸施肥量0~20kg/10aの範囲で3~4水準の処理区を設け、牧草生育を調査した。
、結果
、a. 根室・釧路地域の造成草地における土壌有効態リン酸含量の平均値は、1974年以降5 mg/100gを下回る低いレベルで推移した。一方、更新草地では、1974-1980年に3 mg/100g前後であったものが、1981-2005年では13 mg/100g、2006-2010年では20 mg/100g以上に高まった。土壌別にみると、リン酸吸収係数の低い火山放出物未熟土では黒ボク土における値よりも高く推移した。
、b. 草地造成・更新時のリン酸施肥量(y, kgP2O5/10a)は、y=15+0.005×リン酸吸収係数+Bにより決定する。B値は、有効態リン酸含量(mg/100g)0-5、5-10、10-20、20-50、50以上の順に各々5、2.5、0、-10、-20とし、従来設定されていた下限(20kg/10a)は撤廃する。この算出法は、完全更新および表層撹拌法により造成した播種床で利用可能である。
カテゴリ 施肥 低コスト 播種

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