かび毒汚染低減を目的とした赤かび病抵抗性コムギ新品種の育成と薬剤防除法の確立

課題名 かび毒汚染低減を目的とした赤かび病抵抗性コムギ新品種の育成と薬剤防除法の確立
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場
研究期間 完 、H22~24
年度 2012
摘要  a赤かび病抵抗性遺伝子を導入した新品種の開発
、 (a) 抵抗性遺伝子を導入した準同質遺伝子系統の育成と特性解明1)試験目的:これまで進めてきたDNAマーカー選抜を用いた抵抗性育種をさらに促進させ、DON汚染の低い赤かび病抵抗性コムギ品種を早期に育成する。
、 2)試験方法:春まき小麦ではDNAマーカーを利用した反復戻し交配育種によって「蘇麦3号」由来の抵抗性QTLを「はるきらり」に導入した系統「北見春73号」および比較品種の農業特性や品質特性を調査した。秋まき小麦では「蘇麦3号」由来のQTLを「きたほなみ」に導入した系統を圃場養成し、解析材料の作出を図るとともに、農業特性への影響を調査した。
、 3)成績の概要:3つの抵抗性QTLを導入した「北見春73号」について農業特性、品質を調査した。赤かび病菌の噴霧接種試験において、「北見春73号」は反復親「はるきらり」と比べてDON濃度が低く、抵抗性遺伝子の導入効果が改めて確認された。これらの系統の収量性は「はるきらり」と同程度で、その他の特性も「はるきらり」に近い特性を示したが、稈長がやや高く、強稈性が劣り、倒伏程度が「はるきらり」よりも大きかった。また、千粒重がやや小さい傾向があった。導入遺伝子の近傍に、強稈性や千粒重に関係する遺伝子が連鎖している可能性が示唆された。品質は、ファリノグラムの値や製パン試験の結果から「はるきらり」並と考えられた。「きたほなみNILs」については、5つの抵抗性遺伝子の有無別に32タイプの解析材料を養成した。また、これら材料を用いて農業特性を調査し、2DL染色体に座乗する抵抗性QTLが千粒重を小さくする効果があることを明らかにした。
カテゴリ 育種 新品種 DNAマーカー 抵抗性 抵抗性遺伝子 品種 防除 薬剤

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