被覆肥料入りBB肥料を用いた直播てんさいの窒素施肥法の改良

課題名 被覆肥料入りBB肥料を用いた直播てんさいの窒素施肥法の改良
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場
研究分担 生産環境グループ
研究期間 継 、H23~25
年度 2012
摘要  a 試験目的:被覆肥料入りBB肥料の直播てんさいへの有効性を検討し、分施の追肥作業省略を目指す。
、 b 試験方法:
、 (a) 被覆肥料入りBB肥料の試作・開発:被覆肥料の窒素溶出特性を把握し、配合割合を検討する。
、 (b) 被覆肥料入りBB肥料の分施省略への有効性の検討:対照区を分施区とし、被覆肥料入りBB肥料を用いて追肥を省略した区との比較により、同肥料による施肥法の改善効果を明らかにする。試験地:北見農試圃場(多湿黒ボク土)、処理区:全層被覆肥料(全層R15)、作条被覆肥料(作条R15)、全層被覆肥料8割+作条硫安2割(スターター)、分施(対照)、施肥量(kg/10a、N-P2O5-K2O):全層R15・作条15区:21-30.8-9.8、スターター区21(16.8+4.2)-24.6-7.8、対照区:21(4.8+16)-30.8-9.8
、 c 成績の概要:
、 (a) R15タイプの被覆肥料の溶出試験は年次による変動は少なく、埋め込み後70日目の7月調査で約90%の窒素が溶出した。
、 (b) 対照区の株間の土壌の硝酸態窒素は追肥後1か月目の7月調査で高く、被覆肥料を使用した他の処理区も7月調査で高まっていた。
、 (c)播種後2か月目の生育調査は、対照区に比べ他の処理区の生育量は多く、特に全層R15区とスターター区は葉数が1枚、乾物重が3割多かった。
、 (d) 収量調査は各処理区に根重の差は見られず、糖量もほぼ同程度であった。よって、R15タイプの被覆肥料を67%含むBB肥料を用いることで分施の省略が可能と考えられた。
カテゴリ 肥料 施肥 てんさい 播種

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