大豆奨励品種決定現地調査

課題名 大豆奨励品種決定現地調査
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場
研究分担 地域技術グループ
研究期間 継 、S51~
年度 2012
摘要 a 試験目的:育成系統の現地における適応性を検定し、奨励品種決定の資とする。
、b 試験方法:1系統2品種を供試し、乱塊法2反復で現地慣行法により実施した。供試面積は津別町および網走市とも各10a。
、c 成績の概要:
、[津別町]
、「十育252号」:成熟期は1日早かった。主茎長は短く、倒伏程度は同等であった。最下着莢位置は13.3cmと同等であった。百粒重は1.5g小さく、莢数も少なかった。収量性は標準品種対比85%だった。品質は標準品種と同等であった。収量性が劣るものの、主茎長が短いことから密植によるコンバイン収穫適性は高いものと考えられる。また、標準品種の「ユキホマレ」と異なる固有用途があることから、普及性を考慮した総合評価を中とする。
、[網走市]
、「十育252号」:成熟期は標準品種より2日早かった。百粒重は標準対比101%であったが、子実重は対標準対比90%と低かった。また、屑粒率は標準品種より高かった。裂皮程度は標準品種の微に対し供試系統は無しであった。主茎長は標準品種より長く、耐倒伏性が劣ったが、わい化率は低かった。品質は2つ上で標準品種並であった。収量性が劣り、成熟期以降の作業性(直射日光を避ける)に難があるものの、子葉緑特性を生かした加工適性や実需の評価に期待し、総合評価は中とした。
カテゴリ 加工適性 大豆 品種 わい化

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる