ウイロイド及びウイルスに感染したキク親株の効率的な更新技術の開発

課題名 ウイロイド及びウイルスに感染したキク親株の効率的な更新技術の開発
研究機関名 宮城県農業・園芸総合研究所
研究分担 バイオテクノロジー開発部
研究期間 完H22~24
年度 2012
摘要 目的:
、生産現場から要望のある主要品種について、ウイロイド及びウイルスの発生実態を把握すると共に、効率的な除去(濃度低減)技術を開発するほか、除去後の生産年限を明らかにし、県内栽培ギクの高品質生産の一助とする。
、成果:
、(1)発生実態調査
、・2010年度に県内で栽培されているキクについて,小ギクを中心にウイロイド及びウイルス発生状況調査を行い,多くの産地でウイロイド及びウイルスの感染が認められることを明らかにした。ウイロイド及びウイルスの感染要因について,品種,生産地,生産者,来歴等の面から分析した。(第64回北日本病害虫研究会発表,2011)
、・2010年6月に県内でキク茎えそウイルスの初発生を確認した。また,2011~2012年に農業 改良普及センターから持ち込みのあったキクから同ウイルスを検出し,防除指導を行った。
、 (宮城県病害虫防除所 発生予察情報 特殊報第1号 平成22年6月21日発行)
、・CSVdによるわい化症状は,CSVdがRT-PCR法で検出可能な濃度で生じる場合が多かった。
、・RT-PCR法(普及に移す技術第84号参考資料28)によるCSVd検出株には,生葉重1mg当たり約2×104コピー以上のCSVdが存在すると推定された。
、(2)キクの再分化系
、・小ギク数品種について再分化に適した植物ホルモンの濃度と種類を明らかにした。
、・オリジナルスプレーギク「オータムプリンセス」,「ロゼページェント」及び「ティーレッド」は,効率は低かったが,再分化が可能であった。
、(3)ウイロイドの低減
、・CSVd及びCChMVdに重複感染したキク「神馬」を用い,ウイロイドの除去を試みたところ,CSVdは,低温と培地へのアマンタジン添加及び茎頂培養を組み合わせた方法で,CChMVdは, 低温,培地へのアマンタジン添加と脇芽培養を組み合わせた方法で,いずれも低率であるが,高感度検出法であるnested-PCR法で検出されないレベルに低減された。
、(4)ウイロイド感染株の生育
、・ウイロイドを低減し,nested-RT-PCR法で不検出となった「オータムプリンセス」,「ロゼページェント」及び「ティーレッド」無菌培養株を順化したところ,ウイロイド無接種区においても一部の個体からCSVdが検出された。各品種について,CSVd検出株と未検出株の生育及び切り花品質を比較したところ,「オータムプリンセス」では検出株の一次蕾数 の減少が認められたが,他には差が認められなかった。
、(5)ウイロイドの残存性
、・ウイロイドに感染したキク葉を温室内で土壌上,乾燥条件,ビニル袋密封状態,土壌中で処理し,ウイロイドの残存性をRT-PCRにより調査したところ,密封処理では10日後,乾燥処理,土壌埋設処理では20日後にウイロイドが検出されなくなった。一方,土壌上では1 か月以上の期間を経てもウイロイドが検出された。5℃,15℃および25℃の恒温状態で保存した場合,2か月以上の期間が経てもウイロイドが検出された。
、6)ウイロイド低濃度株の維持・増殖
、・ 培養室内の生育条件では,キクのウイロイド検定で陰性の培養苗を少なくとも3年程度は陰性のまま維持増殖できることが示された。
カテゴリ あま 害虫 乾燥 きく 発生要因分析 病害虫防除 品種 防除 わい化

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