課題名 | 2 食料生産地域再生のための先端技術展開事業 、1)土地利用型営農技術の実証研究 、(1) 大規模水田農業におけるICTを活用した栽培管理及び経営管理の支援技術の実証 、1) 地力情報や生育情報のセンシングとそれに基づく適正施肥技術の開発・実証 |
---|---|
研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
作物栽培G |
研究期間 | 新H24~29 |
年度 | 2012 |
摘要 | 目的:津波被災地域において土壌センサ搭載型可変施肥田植機を用いた減肥(20%以上)と産業用無人ヘリを用いたリモートセンシングによる広域的生育情報測定技術を開発・実証し、低コスト安定生産のための栽培管理支援に資する新たな生産技術体系を構築することを目指す。 、【方法】 6月7日に宮城県名取市の耕谷アグリサービス実証圃場30a区画2筆において土壌センサ搭載型可変施肥田植機を用いた試験を行った。減肥率は作土深大40%減、土壌肥沃度大30%減、土壌肥沃度やや大20%減の3段階に設定した。また生育調査は無人ヘリコプターに正規化植生指数(NDVI)の計測が可能な生育情報測定装置を搭載して高度30m付近から圃場を連続撮影した。 、成果:実証試験の結果、減肥率は実測で24.6%減となった。測定点数は8500点/筆で、電極値は圃場の外周部で高い値を示したが、この理由は弾丸暗渠施工による除塩作業で額縁明渠部に塩を含む水が滞留していたためと考えられる。一方、作土深には大きなバラツキが見られなかったことから、がれき除去、均平等の圃場整備が適切に行われたと考えられる。また無人ヘリによる生育観測の結果、1筆あたり8000点程度のNDVIを取得した。NDVIによる生育診断では塩害による生育不良は見られなかった。なお慣行栽培区と比べて可変施肥区のNDVIのバラツキは20%程度抑えた結果となった。 |
カテゴリ | ICT 経営管理 栽培技術 水田 施肥 センシング 測定技術 低コスト リモートセンシング |