課題名 | 4 大豆奨励品種決定調査 |
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研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
作物栽培G |
研究期間 | 継S53~ |
年度 | 2012 |
摘要 | 目的:本県での栽培に適する大豆の優良品種を選定する。 、成果:気象経過及び生育経過の概要として、播種期前後にあたる6月上旬と6月下旬は晴れの日が多く、播種作業は順調に進んだ。出芽は良好であった。また、播種から8月上旬の期間は日照時間が多く、生育初期から開花期にかけての生育は旺盛であった。8月中旬の降雨によって、標播の一部品種・系統で倒伏が発生した。その後9月の降雨や台風17号の影響によって倒伏が進行した。10月は天候が数日周期で変化し、気温は高めに推移した。多くの品種で黄化の進行が緩慢であり、標播の一部品種・系統で顕著な莢先熟が発生した。成熟期は多くの品種・系統で10月第5半旬から第6半旬となった。 、 収量及び品質の概要として、標準品種であるエンレイのa当たりの子実収量は平年より多く、百粒重は平年より重くなった。被害粒において、エンレイではしわ粒による被害粒が最も多くなった。一部品種・系統でエンレイと同程度のしわ粒が発生した。極小粒品種の標準品種であるコスズの収量は、前年を上回り、30kg/a以上の収量水準となった。 、 各供試品種・系統の概評として、生産力検定において、里のほほえみを「有望」、シュウレイを「やや有望」とした。生産力予備検定において、関東121号、東北170号、すずかおりを「再検討」とし、関東118号、東北168号、すずほのかを「やや劣る」とした。 |
カテゴリ | しわ粒 大豆 播種 品種 |