6 作物栽培基礎調査 、 3) 大豆

課題名 6 作物栽培基礎調査 、 3) 大豆
研究機関名 石川県農林総合研究センター農業試験場
研究分担 作物栽培G
研究期間 継S55~
年度 2012
摘要 目的:毎年、一定の耕種条件下で大豆の生育経過及び収量・品質を調査し、栽培指導上の情報を関係機関に提供するとともに、作柄解析を行う。
、成果:気象経過及び生育経過の概要として、播種期前後にあたる6月上旬と6月下旬は晴れの日が多く、播種作業は遅れなく進んだ。圃場の水分条件が均一ではなかったため、耕うん同時畝立て播種の際に一部畝の砕土率が悪くなった。このため、出芽率は9割近く確保したものの、出芽の揃いにばらつきが生じた。(標播、晩播共通)。草丈及び主茎長は生育期間を通じて平年を大きく下回って推移し、葉齢の展開も遅くなった。草型が小さく推移したため、生育期間を通じて倒伏は発生しなかった。(標播、晩播共通)。開花期は、標播で7月25日(平年差+7日)、晩播で8月5日(平年差+4日)であった。9月から10月にかけて気温が高めに推移し、黄化の進行が緩慢であった。成熟期は、標播で10月13日(平年差+3日)、晩播で10月19日(平年差+5日)であった。
、 収量及び品質の概要として、子実収量は平年より多くなり、標播43.0kg/a(平年比144%)、晩播33.6kg/a(平年比111%)であった。収量構成要素において、標播では単位面積当たりの莢数(平年比124%)と百粒重(平年比104%)が増加し、晩播では単位面積当たりの莢数(平年比136%)が増加したことが子実収量の増加に寄与したと考えられる。外観品質では、正常粒の割合が平年より低くなり(標播、晩播共通)、被害粒の内しわ粒の発生率が平年より多くなった(標播、晩播共通)。
カテゴリ しわ粒 大豆 播種

こんにちは!お手伝いします。

メッセージを送信する

こんにちは!お手伝いします。

リサちゃんに問い合わせる