課題名 | 1 水稲・大豆病害虫の簡易発生予測システムと減農薬管理技術の開発 、2)水稲病害虫の簡易発生予測システムの開発 、(2) フェロモンを利用したクモヘリカメムシの分布地域の推定と効率的防除法の開発 、2) 効果的な防除時期の検討 、イ 複数種が発生している圃場における防除適期の検討 |
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研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
生物資源G |
研究期間 | 継H23~25 |
年度 | 2012 |
摘要 | 目的:近年、斑点米カメムシ類の一種であるクモヘリカメムシが山間地を中心に増加傾向にある。しかし本種の石川県における防除適期は不明である。そこで、ここではクモヘリカメムシとそれ以外の斑点米カメムシが発生している圃場での防除適期を検討する。 、成果:調査圃場の斑点米カメムシの種構成は、クモヘリカメムシが40%を占め優占種であったが、トゲシラホシカメムシが27%、カスミカメ類が14%で、複数種が混発していた。また、6月末から越冬世代成虫が確認され、7月中旬に発生ピークが見られた。第1世代成虫の発生ピークは7月末から8月上旬であった。試験圃場内では、出穂期にクモヘリカメムシの侵入が確認され、加害の中心となるクモヘリカメムシ幼虫は出穂13日後にピークとなった。薬剤散布によって、斑点米の発生は無処理の25~50%程度に抑制された。また有意な差はないものの、出穂13日後の散布は2回散布と同等に斑点米の発生を抑制した。以上のことから、クモヘリカメムシ成虫の侵入が出穂期で、複数の斑点米カメムシが混発している圃場では、出穂14日後の防除が有効であると考えられる。 |
カテゴリ | 病害虫 害虫 カメムシ 管理技術 水稲 大豆 農薬 斑点米 斑点米カメムシ フェロモン 防除 薬剤 |