課題名 | 2 主要野菜の難防除病害虫防除技術の開発 、1)スイカ炭疽病の総合防除技術の開発 、(1) 発生源の解明 |
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研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
生物資源G |
研究期間 | 継H23~25 |
年度 | 2012 |
摘要 | 目的:これまでスイカ炭疽病の主な第一次伝染源は前年の被害残渣であるとされてきたが、本試験では土壌伝染の可能性について検討する。 、成果:炭疽病発生圃場の砂を用いた試験では、2月(残渣撤去4ヶ月後)まで土壌中での炭疽病菌の生存が確認された。4月(残渣撤去6か月後)では、検定用に供試した20株の苗には発病がみられなかった。なお、供試砂を採取した炭疽病発生圃場で、土壌消毒を行わずに、翌年の4月から7月にかけてスイカを栽培したところ、炭疽病は発生しなかった。以上のことから、スイカ炭疽病菌は土壌中でも4ヶ月は生存可能であるが、6ヶ月以上生存する可能性は低いと考えられた。被害残渣の有無が発病に与える影響については判然としなかった。人工汚染砂を用いた試験では、菌接種直後の砂を用いても発病しなかったことから、生物検定の方法を再検討する必要があった。 |
カテゴリ | すいか 総合防除技術 炭疽病 土壌消毒 病害虫防除 防除 |