ブドウ及び核果類等の病害虫薬剤防除法の改善 、2,ブドウ晩腐病の効率的防除法の確立

課題名 ブドウ及び核果類等の病害虫薬剤防除法の改善 、2,ブドウ晩腐病の効率的防除法の確立
研究機関名 山梨県果樹試験場
研究分担 病害虫科
研究期間 継(H22)~(H26) 、
年度 2012
摘要 (1)病原菌の分布実態
、県下各地39圃場(巨峰19、ピオーネ11、甲斐路7、ネオマスカット、ロザリオビアンコ各1圃場)から発病果房を採取し、得られた113菌株について調査した。調査した晩腐病菌は全てC.gloeosporioidesであった。ベノミル耐性 C.gloeosporioidesが確認された圃場率は10.3%で、検出割合は低かった。
、 ストロビルリン系薬剤に対する感受性を培地検定により調査した。対照として用いた感受性低下菌株と同程度の菌糸伸長を示した3圃場5菌株については、アゾキシストロビンに対する感受性が低下していると推察された。
、(2)防除体系の改善
、1) 各種休眠期薬剤の防除効果
、これまでの調査でベノミル耐性菌が確認された6圃場において、各種休眠期薬剤の防除効果について検討した。試験圃場における発生は極少~少発生であった。ベンレート水和剤の防除効果は他剤と同等~やや優り、昨年同様、ベンレート水和剤の使用が問題となる圃場はなかった。今後は多発生条件下での検討が必要であると考えられた。
、2) 各種生育期防除薬剤の防除効果
、花穂を用いた室内接種試験では、ジマンダイセン水和剤、オーソサイド水和剤80、ドーシャスフロアブルの防除効果が高かった。
、3) 早期カサかけ補助器具の実用性と感染予防効果
、日本ピアレス工業と共同で製作した早期カサかけ補助器具(試作品)について、使用具合を検討した。片手で装着ができ、カサの浮き上がりなくなる等、昨年度の問題は改善されたが、使用に伴う品質の劣化が問題となった。試作個数が少なく、感染予防効果は確認できなかった。
カテゴリ 害虫 耐性菌 ぶどう 防除 薬剤

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