課題名 | ブドウの害虫クビアカスカシバの防除対策 、1,加害生態の解明 |
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研究機関名 |
山梨県果樹試験場 |
研究分担 |
病害虫科 |
研究期間 | 継(H23)~(H25) 、継(H23)~(H24) |
年度 | 2012 |
摘要 | (1)クビアカスカシバの成虫発生時期 、県内11地点でフェロモントラップを用いた発生消長の調査を行った。本年は地域的に発生量の多少が認められたが、全般的には6月から8月にかけて成虫の誘殺が確認され、特に6月下旬~7月上旬には、成虫の誘殺が最も多くなった。 、(2) )人工飼料による飼育 、H23年に「インセクタLFS」と「インセクタF-IIと新梢の混合物」で飼育し、越冬マユを形成した個体を飼育したところ、羽化した個体は確認できなかった。越冬マユを解体したところ、蛹化した個体は確認できず、判別可能な個体は全て幼虫態のまま死亡していた。現在の人工飼料では越冬前までは飼育可能であるが、蛹化・羽化までには至らず、改良が必要であった。 、(3)効率的な卵の保存法 、供試卵数が確保できなかったため未実施。 、(4)産卵消長とふ化率 、6/25に捕獲した野生の雌個体供試虫は、7/5に死亡が確認されるまで、合計で708個の卵を産下し、捕獲直後の6/29には1日で225卵を産下した。また、産下された卵の91.2%がふ化した。 |
カテゴリ | 害虫 クビアカスカシバ フェロモン ぶどう 防除 |