課題名 | 牧草(ペレニアルライグラス)の新品種開発 、1 放牧用品種の育成 |
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研究機関名 |
山梨県酪農試験場 |
研究分担 |
草地環境科 |
研究期間 | 継H23~H25 |
年度 | 2012 |
摘要 | (1) 系統適応性および特性検定試験 、本州における八ヶ岳T-26号とT-27号の利用3年目の年間乾物収量は全ての試験地で標準品種のヤツカゼ2を上回った。季節別乾物収量でも、夏季と秋季の収量は全ての試験地でヤツカゼ2を上回り、T-26号とT-27号の越夏性はヤツカゼ2よりも優れると考えられた。北海道においても、播種3年目の夏季と秋季の乾物収量は標準品種のチニタを上回った。 、一方、T-26号とT-27号の耐寒性と冠さび病抵抗性はヤツカゼ2並と判定された。(2) エンドファイト除去と除去系統の系統適応性および特性検定試験 、 育成した有望系統である八ヶ岳T-26号でエンドファイト感染が確認されたため、80℃、8日間の乾熱処理により、エンドファイトの除去を行った。 、 エンドファイトを除去したT-26号の利用1年目の乾物収量は、すべての試験地で夏季、秋季、年間合計ともヤツカゼ2を上回った。また、耐寒性はヤツカゼ2並と判定された。 、(3) 採種性および形質・特性調査 、八ヶ岳T-26号エンドファイト除去系統の採種量はヤツカゼ2よりも有意に多く、実用上問題ないと考えられる採種量が得られた。また、個体植えによる調査では、6つの形質・特性でヤツカゼ2と有意差が認められ、系統内個体変異は既存品種と同等以下で正常な範囲であると判断された。 、 |
カテゴリ | 新品種 耐寒性 抵抗性 播種 品種 |