土壌養水分制御技術を活用した水田高度化技術の開発 、(水田輪作体系における地下水位制御システムを活用した高位生産安定技術の確立と環境影響評価)

課題名 土壌養水分制御技術を活用した水田高度化技術の開発 、(水田輪作体系における地下水位制御システムを活用した高位生産安定技術の確立と環境影響評価)
研究機関名 滋賀県農業技術振興センター
研究分担 栽培研究部
環境研究部
研究期間 継H23~26
年度 2012
摘要 目的:地下水位制御システムを導入した現地圃場において作目ごとに最適な土壌養水分管理を行い、その増収効果を検証するとともに、環境影響の定量的な評価と養分動態を解明する。
、成果:
、1)最適な土壌養水分管理による生産性向上効果の検証
、水稲移植栽培では代かきにより不透水層が発達するが中干しにより地下水位制御システムの機能が回復し、その後の入排水管理が適切に実施できることを明らかにした。また、収量および品質は慣行と同水準を確保できることを明らかにした。大豆栽培では、生育に応じた土壌水分管理が可能となり、降水量が平年並では排水と給水を組み合わせた地下水位制御、多雨では排水を主体とした地下水位制御を行うことにより、13~49%の増収効果を認めた。 
、2)環境影響評価と養分動態の解明
、大豆収穫後から水稲作までにおいては、排水の設定水位を-20~-30cmにすることと、地表排水口への止水板設置を組み合わせた「土壌湿潤管理」により、窒素流出負荷量が37%低減可能となった。また、水稲作においては、用水量の節減により窒素流出負荷量が16%低減可能となった。
カテゴリ 水田 水稲 大豆 水管理 輪作体系

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