課題名 | 列状間伐後の森林管理技術に関する調査 |
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研究機関名 |
兵庫県立農林水産技術総合センター |
研究分担 |
森林林業技術センター資源部 |
研究期間 | 継H23-25 |
年度 | 2012 |
摘要 | 目的:原木の安定供給を推進するために導入されつつある列状間伐について、県内の実施事例を調査・解析し、資源循環型林業を進めるための問題点(残存木の損傷、気象害の発生、林地撹乱)の解決策を検討し、列状間伐による持続可能な資源循環型林業の技術体系を提案するためにFS調査を行う。 、成果: 、・列状間伐地の間伐効果については1伐2残ないし3残、2伐2残ないし4残については定性間伐と同様の効果があることがわかった。 、・列状間伐後における残存木の偏倚成長、偏心については、列状によるものではなく今後の成長に影響はなかった。 、・列状間伐が影響とされた大規模な風害、冠雪害の事例については報告はなく、過密人工林における30%以上の間伐の場合や、残存列に残された樹冠長率が小さい劣勢木の一部に発生していた。 、・他県では、列状間伐後における林床植生の回復事例の報告があるものの、県内での調査結果では、シカの食害からイワヒメワラビ等のシカ忌避性植物などが繁茂していた。 |
カテゴリ | 管理技術 シカ わらび |