課題名 | しまね和牛種雄牛の育種価解析による改良方式の構築 |
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研究機関名 |
島根県畜産技術センター |
研究分担 |
しまね和牛改良グループ |
研究期間 | 継H12~ |
年度 | 2012 |
摘要 | 目的 、肉用牛の繁殖及び肥育農家における経営安定を促進するため、生産性に大き 、 な影響を及ぼす種雄牛の改良を進める。 、このため、産肉能力、種牛能力に係る育種価の効果的な解析を進めるととも 、 に、受精卵移植技術やDNA解析技術等新しい技術を活用し、産肉・種牛能力 、 の高い新規種雄牛の造成・選抜方式を構築する。 、方法 、(1)枝肉情報の分析 、 平成3年度から県内で生産される和牛の枝肉格付け成績を収集し、アニマ 、 ルモデルBLUP法による解析を行い産肉能力に係る枝肉6形質(枝重、バラ厚 、 、ロース芯面積、皮下脂肪厚、歩留り、脂肪交雑)の育種価を算出。 、 平成19度より家畜改良センターからの枝肉情報全国データベースの活用を 、 図りデータ数が増加し、さらに、H22に実施された事業要件であるデータベ 、 ース利用同意の拡大に伴い、H23年には利用データ数が増加した。また、H21 、 から肥育農家が特定できるデータからの解析に変更。 、 H25年3月現在種雄牛1,491頭(対前年度末+215頭)、 、 繁殖雌牛57,948頭(対前年度末+11,635頭)の育種価を得た。 、(2)育種価の利用 、 算出した育種価に基づき、種雄牛候補牛を選抜。 、 また、ET技術を活用した種雄牛造成のための供卵牛の選抜等に活用。 、(3)DNA解析の利用 、 直接検定牛選抜時(9頭)及びET供卵牛候補選抜時(40頭)に分析し、種 、 雄牛造成・選抜情報として活用。 、結果の概要 、 (1)育種価解析 、 ア、育種価解析の報告を3回(31報の2、32報、33報)実施した。 、イ、平成24年度末までに種雄牛1,491頭、繁殖雌牛57,948頭の育種価を得た。 、 (2)育種価・DNA解析の利用 、 ア、直接検定牛9頭を選抜した。 、イ、ET育種供卵牛候補の選抜(4頭)と雄卵の採卵・移植(繁殖技術グルー 、 プ)を実施した。 、 ウ、後代検定対象牛(新規種雄牛)を4頭(秋栄、勝照茂、久茂福、釣波) 、 選抜した。 、 エ、後代検定が終了した安重花、百合花、茂福花、北平勝、花勝栄につい 、 ては、基幹種雄牛として利用を推進している。 、 |
カテゴリ | 育種 経営管理 受精卵移植 データベース 肉牛 ばら 繁殖性改善 |