鉄コーティング種子を活用した無代かき直播技術の確立(課題番号:22012)

課題名 鉄コーティング種子を活用した無代かき直播技術の確立(課題番号:22012)
研究機関名 広島県立総合技術研究所農業技術センター
研究分担 生産環境研究部
研究期間 完H22~24
年度 2012
摘要  農技センター内の圃場および,中山間地2地域において現地実証試験を実施した。センター圃場では耕起条件を不耕起,耕起の2種類にし,出芽始期の強制落水を行った結果,不耕起よりも耕起の方が苗立ち率,収量が高かった。現地圃場においては,レーザーレベラーを用いた田面の均平化によって,圃場全体の落水状態を均一に維持することで苗立率が向上し収量も増加した。
、 広島県中山間地の鉄コーティング湛水直播で高温期に問題となる苗腐症の原因菌は,形態的特徴および遺伝的解析から,Pythium graminicolaによる苗腐病と同定した。播種後,出芽始期までに表面排水し,病原菌に罹りやすい出芽始期~第1葉期までを落水管理することで苗腐病による被害が軽減できることがわかった。
、 スクミリンゴガイが生息する水田において,水管理と化学合成農薬との組み合わせ処理による被害抑制効果について検討した。その結果,鉄コーティング種子を湛水直播した2日後(出芽始期)に落水し,播種14日後(第1葉期)に再入水する水管理と再入水時にメタアルデヒド剤を4kg/10a施用する組み合わせ処理は,高い苗立率が得られ,防除対策として有効と考えられた。
カテゴリ 病害虫 水田 スクミリンゴガイ 中山間地域 農薬 播種 防除 水管理

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