生産営農システムの確立

課題名 生産営農システムの確立
研究機関名 香川県農業試験場
研究分担 企画・営農部門
研究期間 継H20~
年度 2012
摘要 目的:本県特産農産物について、機械化の要望等に応じて機械・装置の開発・改良を行うとともに、県内の栽培条件に適した利用技術、作業体系を確立する。また、水稲新品種「おいでまい」の県内地区別田植え適期マップを作成する。さらに、集落営農組織の経営状況や活動状況を評価するためのシステムを開発する。
、成果:1)アップカット(UCR)とダウンカット(DCR)により畝幅1.8mの耕耘畝立てを行い、畝の地温(5cm)を比較検討した。その結果、マルチの有無にかかわらず、地温は、UCRによる畝の方が高く、耕深が深い方が高かった。これは過去3年間の試験結果と同様であった。UCRでは砕土性能が高く、かつ適度に空気を含んだ層ができるためと考えられた。
、2)水稲跡ほ場において、UCRを事前耕耘の有無、UCRの種類、耕耘爪の除去(42本のうち6本)の有無を慣行DCRと比較した。その結果、DCRによる畝よりもUCRによる畝においてレタス収量が高く、事前耕耘のない爪除去のUCRで特に高くなった。
、3)A、Bの2種のUCRを用い、耕深を3段階に変えて耕耘畝立てし、レタス収量を比較した。A-UCRでは耕深8.2cm畝より12.0cm畝の方がレタス収量が多かった。B-UCRでも耕深11.3cm畝より13.2cm畝の方が多かった。しかし、B-UCRの耕耘爪を除去した(34本のうち6本除去)場合、耕深11.1cm畝のほうが15.8cm畝よりもやや多かった。
、4)上記のA-UCRを供試し、耕耘爪を除去した場合(42本のうち6本除去)の耕耘動力を調査した。試験は耕深とPTO軸回転数をそれぞれ3水準に変えて実施した。その結果、耕深が10cm程度であればPTO軸動力は爪除去により20%程度低減したが、耕深12cm程度では同等で低減しなかった。これには爪除去後の爪ホルダの影響があると考えられた。なお、耕深は深くなるほど、耕耘ピッチは小さくなるほど、PTO軸動力は増加した。また、爪除去による砕土率は耕耘ピッチか大きいほど低下した。
、5)前年度に開発した自走式電動ペグ打ち機について現地適応性試験を実施し、生産者等から改善の指摘があった打込み力の向上とペグの石当たり対策および走行部の安定化について次のように改良を加えた。1)インパクトモータの大きさを12V仕様から24V仕様に変更、2)ペグの石当たり対策として打ち込み途中のペグの強制引き戻し機構を装備、3)機体重心の低位置化と駆動輪の大径化。場内試験の結果は良好で次年度においてこれらの改良効果を現地で確認する。
、6)新品種「おいでまい」の「田植え適期マップ」の作成に関する基礎研究を実施した。昨年作成したEXCEL上で処理するVBAプログラムを利用し、フリーGISソフト「MANDARA」を利用した。今回は、標準となるメッシュを2010版に入れ替えた。また、昨年不足していたデータを追加し、新たに再計算し直した。
、7)県内の集落営農法人33法人で経営状況と活動状況について、調査を行った。経営状況については、経営面積、農産物の売上高、総収入、構成員への還元額など10項目について調査を行い、27法人より回答を得た。経営面積の平均は約11ha、10a当たりの構成員の還元額の平均は4万4千円であった。活動状況に関しては、集落内での雇用の有無やオペレータの育成状況、女性の活動参加、地域の活性化に向けた取組状況等14項目について調査を行い、33法人より回答を得た。21%の法人が集落内での雇用を、33%の法人が1名以上のオペレータの育成をしていた。また、52%の法人が地域の活性化に向けた取組を行っていた。
カテゴリ 機械化 経営管理 栽培条件 新品種 レタス

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