課題名 | B 国産材の安定供給のための新たな素材生産技術及び林業経営システムの開発 |
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課題番号 | 2012020485 |
研究機関名 |
森林総合研究所 |
研究分担 |
石塚森吉 |
研究期間 | 2011-2015 |
年度 | 2012 |
摘要 | <研究内容> 効率的な路網開設のため、高精度DEM(数値標高モデル)を活用して、林業専用道を地形に追従させ土工量を削減するための路線選定条件を解明する。さらに、スギ人工林における架線系作業システムのもとで、成長と作業コストから施業を選択するための手法を開発する。木材の供給側と需要側との協定に基づき生産現場から需要者まで直納取り引きしている事例を対象に、原木安定供給のために必要な条件を解明する。 <成果の概要と活用> 林業専用道の路線選定ソフトウェアが土工量を指標にした路線設計において実用性があることを示した。また、施業シミュレーションシステムの開発により、収穫量と架線系作業システムでの伐出コストを比較しながら間伐・主伐のシナリオを設計することが可能となった。これらのツールについては、今後システムを完成させるとともに、各地で適用できるように精度の検証と向上をはかりつつ普及を進めていく。また、原木の直納取り引き事例から原木安定供給のために必要な条件を抽出し、安定供給に向けた原木流通システムのあり方の検討資料として林野行政部局に報告した。開発したデジタル空中写真を用いた収穫予測システムを実際に森林組合の事業地域に適用し、森林経営計画や事業計画の作成に反映された。 |
カテゴリ | 管理技術 経営管理 コスト 収穫予測 |