D 新規需要の獲得に向けた木質バイオマスの総合利用技術の開発

課題名 D 新規需要の獲得に向けた木質バイオマスの総合利用技術の開発
課題番号 2012020487
研究機関名 森林総合研究所
研究分担 大原誠資
研究期間 2011-2015
年度 2012
摘要 <研究内容>
山村地域における林地残材の収集方法ごとの収益を把握する。収穫強度の違いによる土壌の栄養状態、上木の成長等に与える影響を明らかにする。バイオエタノール製造実証プラントのデータを基に、スギからのエタノール製造のマスバランス、エネルギー収支及びランニングコストを試算する。また、木製単層トレイの量産化・多様化技術を開発する。林地残材を原料とした混練型WPC(木質プラスチック複合材)の製造について、耐候性向上技術を開発する。さらに、タケの精油抽出水の抗菌活性等の機能を解明する。放射性物質を含む落葉・枝葉の減容化技術を開発する。
<成果の概要と活用>
山村地域における自伐林家が行う林地残材の収集運搬方法(積載量)や土場の設置方法(1箇所に集める集約型か中間土場を設ける分散型)により、林家の収益が大きく異なることを明らかにした。また、全木集材が収穫地での土壌養分動態や上木の生長に与える影響を明らかにした。実証プラント規模での木質バイオエタノール製造については、マスバランス、エネルギー収支、ランニングコストの試算を行い、バイオエタノール製造システム構築のためのビジネスモデルを提示した。さらに、木製単層トレイの量産化技術を開発するとともに、混練型WPC(木質プラスチック複合材)の欠点であった変色やチョーキング現象を抑制する耐候性向上技術を開発した。粉砕やペレット化による放射性物質を含む落葉・枝葉の減容化試験の結果、チップ化で1/8、ペレット化で1/25の減容化に成功した。本重点課題で得られた成果を基に、高知県仁淀川町の地域内に薪ボイラーを導入するシステムが構築されるとともに、民間企業にて混練型WPCの製品化が進められ、減容化では実証規模での検証を行っている。
カテゴリ コスト 製造システム

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