| 課題名 | G 森林の生物多様性の保全と評価・管理・利用技術の開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2012020490 |
| 研究機関名 |
森林総合研究所 |
| 研究分担 |
牧野俊一 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2012 |
| 摘要 | <研究内容> 森林内でニホンジカの個体数を管理するため、携帯性に優れ設置の容易な捕獲装置を開発する。花粉症をもたらすスギ花粉を制御するため、薬剤を使わず菌類を利用してスギ花粉の飛散を防止する技術を開発する。里山二次林の多様性管理のため、主要樹種の生態データを解析し、萠芽特性、成長特性を樹種ごとに類型化し公開する。森林生物の多様性を把握するため、森林生態系の生物多様性関連の情報に基づき日本の森林の生物多様性について指標作成と評価を行う。 <成果の概要と活用> シカによる森林被害軽減のため、資材費約9万円、資材重量約20kg、4人・日で制作・設置が可能な、携帯性に優れ設置の容易な捕獲装置を開発した。捕獲効率は従来の罠に比べて高いうえ、山林所有者が使用可能で、シカ以外の野性動物への影響も小さい点で従来装置より優れている。また花粉症をもたらすスギ花粉を制御するため、雄花を枯死させるスギ黒点病菌を添加した散布液を新たに開発し、10~12月に散布することにより80%以上のスギ雄花を枯死させることに成功した。さらに、里山二次林の多様性管理のため、主要樹種の解析や特性の類型化を分析し、成果を森林総合研究所のホームページ上で公開するとともに、伐採サイクルと樹木の多様性の関係を予測した。また、森林生態系の生物多様性関連情報に基づき日本の森林の生物多様性の指標作成と評価するという計画に対して、里山生態系の指標を作成し、2000年時点の里山生態系が全国に均一に分布すると評価した。 |
| カテゴリ | シカ 薬剤 |