課題名 |
暖地における周年放牧を活用した高付加価値牛肉生産・評価技術の開発 |
課題番号 |
2012020356 |
研究機関名 |
農業・食品産業技術総合研究機構
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研究分担 |
山田明央
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協力分担関係 |
熊本県球磨地域振興局
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研究期間 |
2011-2015 |
年度 |
2012 |
摘要 |
水田・耕作放棄地を活用した放牧肥育に関しては、a)暖地での周年放牧体系の最適草地管理技術の確立に向けて、夏季永年牧草(バヒアグラス)の上に冬季1年生牧草(イタリアンライグラス)を播種し利用する際には、晩生品種を用いることが有効であることを明らかにした。これにより年間収量が増加し、高栄養なイタリアンライグラスの割合が増えるとともに春雑草の侵入も抑え、その後のバヒアグラス収量にも影響を与えないことを明らかにした。b)暖地においてイタリアンライグラスと組み合わせる永続性のある夏季牧草バヒアグラスについて、従来品種「ペンサコラ」に対して、「ナンオウ」は初期生育が劣るものの6月下旬以降の再生及び嗜好性が良く、気温が高くなる6月中旬以降に放牧牛による牧草の利用性が高まることを示した。c)暖地においてイタリアンライグラス草地の冬季放牧利用を導入した繁殖経営の周年放牧利用体系を提示し、放牧形態別の年間飼料給与量等の推計により、同体系の放牧期間延長等による飼料の購入費削減及び自給率向上効果を明らかにした。
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カテゴリ |
病害虫
イタリアンライグラス
管理技術
経営管理
高付加価値
雑草
水田
播種
繁殖性改善
評価法
品種
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