| 課題名 | (イ)省エネルギー・省コスト技術の活用による効率的な漁業生産システムの開発 |
|---|---|
| 課題番号 | 2013023183 |
| 研究機関名 |
水産総合研究センター |
| 研究分担 |
木村拓人 越智洋介 赤松友成 寺田大介 松田秋彦 澤田浩一 菊池夢美 藤田薫 ?橋秀行 升也利一 ?山剛 長谷川勝男 山?慎太郎 溝口弘泰 宮野鼻洋一 明田定満 |
| 研究期間 | 2011-2015 |
| 年度 | 2013 |
| 摘要 | 主要漁船の安全性向上を図るため、29トン及び19トン型さんま棒受網漁船を対象に、転覆限界に関する安全性確認実験を行い、両船ともに十分な復原性を持つことを確認した。また、平成24年度に安全性向上工事(ブルワーク複板化、デッキ嵩上げなど)を実施した80トン型まき網漁船について、改造工事前後の運航時の船体動揺を比較調査し、安全性向上工事の有効性を確認した。 燃料消費見える化装置に、網揚げ開始の判断等の操業支援機能を持たせるなど、底びき網漁船の運航・操業支援システムの開発に着手し た。 平成24年度に検討した漁具漁法の類型化に基づき、銚子地区小型底びき網漁船を事例に、省エネ省コスト型漁具である小型底びき網の試 作と実海域試験を行い、漁具形状の変更に伴う漁具抵抗や燃料消費の関係を把握した。 平成24年度に開発した漁業用軽労化支援スーツに、腰のひねりに対して高い追従性を持たせるように改良を加え、実用性を高めた。 広帯域音響技術による魚種識別試験を実海域で実施し、反射波の波長分布の測定結果に開発した種判別アルゴリズムを適用して、魚種識 別精度の向上を図った。また、受動的音響調査では、広域曳航調査及び長期定点調査を実施し、開発したアルゴリズムによる鳴音自動抽出の正答率と誤警報率を算出し、その信頼性を定量化した。 いか釣り漁業に関して、漁獲を維持しつつ船上灯の出力を削減可能な操業手法を開発するため、スルメイカの視感度を考慮して波長範囲 を明らかにし、その積算放射照度がLED船上集魚灯とメタルハライド船上集魚灯で同等となるように調整して、海面及び海中の放射照度分 布の計測を行った結果、LED船上集魚灯は船首尾方向により広い低照度域が存在するなど、光源間の放射照度分布に明瞭な差異があること を確認するとともに、環境要因を考慮した漁灯光源間でのスルメイカの行動・漁獲の差を明らかにした。 大中型まき網漁業において、混獲魚を生存させたままより効率的に放流するため、魚捕部に掬い網を装着することで、通常放流よりも迅 速に放流できるようにした。水中でのまき網漁具の挙動をシミュレーションにより可視化するとともに、実操業時の漁具各部の挙動データを連続取得する手法を確立した。主機関、補機関及び搭載艇への燃料供給3系統に燃油流量計を設置してデータを収集・解析し、主機関燃 料消費量が全体の70%近くを占めること、燃料消費削減には魚群探索時及び移動時の減速航行が有効であることを立証した。 |
| カテゴリ | 軽労化 コスト 省エネ・低コスト化 |