(ウ)遺伝資源、標本等の収集・評価・保存

課題名 (ウ)遺伝資源、標本等の収集・評価・保存
課題番号 2013023187
研究機関名 水産総合研究センター
研究分担 岡内正典
田所和明
星野浩一
研究期間 2011-2015
年度 2013
摘要 養殖や食品産業に有用な水産生物の収集・保存に取り組むとともに、これら遺伝資源に関するパンフレットの作成・配布、ホームページの更新等の広報活動を行った。また、応用藻類学会シンポジウムとして「微細藻類の活用~水産種苗生産分野からの情報発信」を企画・開催するとともに、本研究課題の成果である「海産魚介類の種苗生産過程における微細藻類の役割」、「動物プランクトンの生産用餌料としての活用」及び「二枚貝類の種苗生産用餌料としての活用」について発表した。さらに、ジーンバンク事業と関連して、生物餌料サブバンクの「微細藻類」を利用した「餌料用微細藻類の高増殖株作出と培養法の開発及びその有効利用に関する研究」について、日本水産学会平成25年度水産学進歩賞を受賞するとともに、微生物サブバンクの「一般微生物」を利用した「魚醤油のヒスタミン蓄積機構と除去法に関する研究」について、平成25年度日本醸造協会技術賞を受賞した。また、生物餌料サブバンク、藻類サブバンク及び微生物サブバンクから129点のサンプルを有償配布し、利用を促した。
精子の保存等を含め、水産動物(特に魚類、二枚貝類)の系統保存について調査を開始したが、組織体制及び予算等を考慮すると、別課 題での実施が適当と考えられた。 また、 農業環境技術研究所の昆虫標本管理の状況及び農業生物資源研究所農業生物先端ゲノム研究センターのイネゲノム研究施設の視察と担当者間の意見交換を実施し、遺伝資源管理に役立つ情報の入手と担当者の意識向上を図った。
大型藻類コレクションを再構築するとともに、日本海区水産研究所能登島庁舎の閉鎖に伴い、ワムシバンクを同研究所宮津庁舎と増養殖 研究所に円滑に移転した。
中央水産研究所及び日本海区水産研究所が保有する動物プランクトン標本のほぼ全て、並びに地方自治体が保有する約7千点の同標本を動物プランクトン標本コレクションに登録した。また、約千点の魚類標本を魚類標本コレクションに登録した。
動物プランクトン、魚類及び卵稚仔の標本管理状況を精査し、標本管理要領を作成して利用手続きを整備するとともに、標本管理規定を 改定した。
カテゴリ 遺伝資源 モニタリング

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