寒地におけるイネ圃場苗立ち性に関するQTL のマッピングと集積

課題名 寒地におけるイネ圃場苗立ち性に関するQTL のマッピングと集積
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
研究分担 研究部水稲G
研究期間 新H25~29
年度 2013
摘要 目的:寒冷地である北海道でのイネ直播栽培用品種の育成においては、低温下での安定した苗立ち性および発芽性の付与が重要な育種目標である。高度苗立ち性・低温発芽性を有する外国稲に由来する苗立ち性に関する3QTLと低温発芽性に関するqLTG11について、単独および集積効果の検証、QTLのマッピング、高度苗立ち系統の作出を行い、苗立ち性が優れる育種素材およびDNAマーカーを開発する。
、成果:1)QTLの効果の検証 外国稲IL由来qSES10 については、今年度の圃場では効果が認められなかった。外国稲ADT由来qSES11 およびqLTG11 については、両QTL の候補領域が共にADT型のホモ固定系統群は、「ほしのゆめ」型ホモ固定系統群より苗立ち率と低温発芽率が有意に高かった。ほしのゆめ/ILの組み合わせにおいては、これまでqLTG11 の低温発芽性に関する高い効果は検出されてきたが、qSES11 領域に苗立ち性に関するQTL は検出されていない。したがって、ほしのゆめ/ILの組合せについては、qLTG11 のみを対象として試験を行った。その結果、qLTG11 領域がIL型およびADT型の系統群は、低温下でも早く発芽でき、早い時期により多くの苗立ち本数を獲得できたものと考えられた。
、2)qSES11・qLTG11のマッピング 低温発芽性検定により、qLTG11 の候補領域はqSES11 候補領域に近接する264 kbp の範囲に絞り込まれた。圃場苗立ち性検定の結果、qLTG11 候補領域がADT型となる系統群の苗立ち率が「ほしのゆめ」よりも向上した。一
、3)表現型選抜 ADTおよびILを用いた2組合せにおいて、「ほしのゆめ」より高い苗立ち率を示す系統が計241系統認められた。これらの中から、出穂期が「ほしのゆめ」と同等から早生となる計142系統が圃場選抜された。
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カテゴリ 育種 寒地 直播栽培 DNAマーカー 品種

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