水稲減化学肥料栽培における有機質肥料の肥効改善

課題名 水稲減化学肥料栽培における有機質肥料の肥効改善
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部上川農業試験場
研究分担 生産環境グループ
研究期間 完H23~25
年度 2013
摘要 目的 水稲減化学肥料栽培(有機質肥料による化学肥料窒素代替率50%)において、収量・品質の高位安定化を図るため、有機質肥料を効率的に利用できる肥培管理方法を明らかにする。
、結果 室内培養試験において、早期施肥は大豆油粕の窒素無機化を促進し、窒素無機化率は35~38%に達した。早期施肥に適した温度は、硝化による施肥窒素の損失が少ない10℃と考えられた。なお、5月中旬における圃場の平均地温(5cm)は9.6~10.9℃であり、早期施肥に適した温度であった。早期施肥により、大豆油粕による窒素代替栽培の入水時土壌NH4-N量は増加した。茎数は直前施肥区より分げつ期で43~71%、幼穂形成期で23~47%増加した。成熟期は直前施肥区より0~5日早まり、整粒歩合は向上した。成熟期窒素吸収量は増加した。早期施肥による窒素無機化と初期生育促進の効果は、魚粕においても認められた。このことから、早期施肥は大豆油粕と同じグループの有機質肥料においても適用できると考えられた。
カテゴリ 土づくり 肥料 水稲 施肥 大豆 肥培管理

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