1牧草新品種育成試験 、(1) チモシー品種開発事業

課題名 1牧草新品種育成試験 、(1) チモシー品種開発事業
研究機関名 地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場
研究分担 研究部
作物育種グループ
研究期間 新 、平成25~31
年度 2013
摘要 目的:多収、耐倒伏性、高競合力、高飼料品質、耐病性のチモシー有望系統を育成する。
、成果:
、 (a) 育種母材(基礎集団)の作出:1)早生の選抜30栄養系の多交配と採種を隔離温室で行い、各栄養系から 1.0~12.6gの種子を得た。2)早生の育種母材作出(変異拡大)のためトップ交配2組合せ(早生の個体と中生の早の系統の交配)と採種を行い、各個体から0.4~6.8gの種子を得た。
、 (b) 個体選抜試験、後代検定試験:1)早生基礎集団の個体選抜試験において、造成後3年目の生育調査と飼料成分分析を行い、母系選抜系統(EA)群(早生9母系18個体)、集団選抜系統(EB)群(20品種・系統由来の早生32個体)、母系選抜系統(EE)群(早生の早の7母系12個体)、次サイクル多交配(NC)群(24品種・系統の早生96個体)を選抜した。これらの選抜個体群は、「なつちから」と比べ、越冬性がやや優れ、早春の草勢に優れ、春の茎数密度が高かった。1番草の生育は、草勢が優れ、出穂始は同日から2日早かった。また、2番草は節間伸長程度が高く、草勢が優れた。そのほか病害罹病程度がやや低かった。1番草の飼料成分含量(%)は、水溶性炭水化物(WSC)が分析を行った388個体の平均よりもやや高く、低消化性繊維/細胞壁物質(Ob/OCW)は同程度であった。2)早生基礎集団の個体選抜試験((b)-1))に供試した材料の後代検定試験において、播種後3年目の生育および収量調査を実施した。主に収量性から9母系(EA群、EE群)、19母系(EB群)を選抜し、個体選抜試験における母系の選抜に反映した。選抜母系の年間合計乾物収量は、「なつちから」比が108%(選抜9母系)、105%(選抜19母系)であった。3)シロクローバ「ソーニャ」混播条件で中生基礎集団を造成し、個体選抜試験における初年目の生育調査を行った。生育が劣る個体を随時淘汰しながら、4回の草勢調査を行った。初年目の調査の結果、供試30系統の選抜個体率の平均は88.8%であった。
、 (c) 系統合成のための隔離圃・隔離温室における交配:1)栄養価形質で重点的に選抜した早生30栄養系による交配採種と系統合成を行った。各栄養系から合計222.3gの種子を採種し、これらの種子から合成した系統に「北系13301」と命名した。2)早生基礎集団((b)-1))で選抜した個体を秋に8~14の栄養系に株分けし、別途移植して次年度交配に備え、株の養成を行った。移植後の定着は良好であった。越冬前に雪腐病の防除を行った。
、 (d) 母本栄養系の維持管理と評価:1)栄養系保存圃において、59栄養系を新たに追加し、保存栄養系の維持に努めた。2)早生の多交配後代検定試験((b)-2))に供試した母系の親64栄養系ならびに「ノサップ」親4栄養系(比較)について、生育調査を行った。主に2番草の生育から19栄養系を選抜した。3)中生の選抜栄養系について各種特性の評価試験を開始した。3回の刈取りを実施し、次年度以降の試験遂行に十分なスタンドを確立した。
カテゴリ 育種 新品種育成 播種 品種 品種開発 防除

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