課題名 | 1牧草新品種育成試験 、(2) 多様な育種目標に対応した品種開発のための検定強化 |
---|---|
研究機関名 |
地方独立行政法人北海道立総合研究機構農業研究本部北見農業試験場 |
研究分担 |
研究部 作物育種グループ |
研究期間 | 新 、平成25~26年 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:品質、病害障害抵抗性に優れる多収で競合力の高い有望系統を開発する。 、成果:チモシー晩生系統の播種後3年目の調査を行った結果、標準品種「なつさかり」と比べ、越冬性は「北系10320」を除く6系統が有意に優れた。また、斑点病罹病程度は2番草で「北系10315」と「北系10316」が有意に低かった。一方、1番草の倒伏程度は「なつさかり」より低い系統は認められなかった。年間合計乾物収量は、「北系10315」と「北系10316」が「なつさかり」より多収であった。WSC含量は「北系10317」が「なつさかり」と比べ1、2番草ともに有意に高かった。3か年の調査の結果、「なつさかり」と比べ、「北系10315」は耐倒伏性がやや劣るものの収量性と斑点病抵抗性に優れることからやや有望、「北系10316」は収量性と斑点病抵抗性に優れ、1番草のWSC含量が高いことから有望と考えられた。次年度は有望系統について、多回刈り適性検定試験を行う予定である。 、 チモシー中生系統の播種年の調査を行った結果、「キリタップ」と比べ斑点病罹病程度は「北系12302」と「北系12303」が全番草において低かった。また、年間合計乾物収量ではいずれの系統とも「キリタップ」より多収であった。3番草の飼料成分は、「キリタップ」と比べ、Ob含量が「北系11303」と「北系11305」で高い傾向を示し、WSC含量は「北系11303」、「北系12302」、「北系12304」を除く5系統で有意に高かった。 |
カテゴリ | 育種 新品種育成 抵抗性 播種 品種 品種開発 |