新資材・肥料の特性と肥効に関する試験

課題名 新資材・肥料の特性と肥効に関する試験
研究機関名 宮城県古川農業試験場
研究分担 土壌肥料部
研究期間 完H25年
年度 2013
摘要 <目的>
、 新資材・肥料の特性を把握し,水稲栽培への効果的な利用法について検討する。 <成果> 
、 PKセーブ1ショットとPKセーブ1発25Aともに,慣行よりも穂揃期頃の葉色が薄く,一穂籾数が少なかったことから精玄米重はそれぞれ慣行比88%,82%となった。また,両資材ともに,減数分裂期頃の窒素溶出が少なく,特にPKセーブ1発25Aでは生育初期から窒素吸収量も少なく,収量低下が大きくなった。
、 化学肥料としてのリン酸成分量を減らしたPセーブ10ワンショット,Pセーブ4ワンショットにおいて,たい肥を併用しリン酸を代替した場合,リン酸欠乏は見られず,栽培跡地土壌中の可給態リン酸量も各区で大きな差はなかった。しかし,対照と比較しPセーブ10ワンショット,Pセーブ4ワンショットは籾数や収量が少なく,生育後期の窒素肥効が少ないと考えられた。
、 鶏糞燃焼灰活用高度化成肥料では,草丈,茎数は生育初期から確保され,精玄米重も慣行区並みとなるが,葉色が薄く推移し稲体窒素吸収量も少ないことから,成熟期までの窒素の肥効や品質への影響に課題が残る。鶏糞区のリン酸及びカリについては,稲体吸収量が慣行区よりやや少ないものの,作付け後の土壌中には慣行区より多く残存していたことから濃度では,慣行区と比べ減少割合が少ないため,施肥や土壌からの供給で補えたものと考えられる。
カテゴリ 肥料 水稲 施肥

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