課題名 | 新農薬による病害虫防除に関する試験 |
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研究機関名 |
宮城県古川農業試験場 |
研究分担 |
作物保護部 |
研究期間 | 完H25年 |
年度 | 2013 |
摘要 | <目的> 、 農業生産の安定的向上と省力化および環境保全を考慮した病害虫の効率的防除体系の確立が望まれている。そのため,実用化されている防除薬剤より優れた効果を有する新農薬かどうか,残効期間,使用法,薬害等について検討し,効果が認められた薬剤を県の病害虫防除指針に採用する必要がある。 、<成果> 、 現在実用化されている防除薬剤より,効果や安全性が優れた新農薬を探索するため,イネではいもち病,ばか苗病,イナゴ類,イネツトムシ,フタオビコヤガ,ムギでは赤かび病,ダイズでは黒根腐病,アブラムシ類,マメシンクイガ,ウコンノメイガ,オオタバコガ,フタスジヒメハムシ,を対象に試験を実施した。殺菌剤については水稲9剤9件,小麦1剤1件,麦類1剤1件について実用性高い~実用性有と認められた。殺虫剤については水稲10剤11件,大豆6剤7件について実用性高い~実用性有と認められた。 、 斑点米カメムシ類の重要種であるアカスジカスミカメを対象に,育苗箱施用剤「ロングリーチ箱粒剤」と「デジタルメガフレア箱粒剤」の防除効果を検討したが,カメムシ類及び斑点米の発生量は少なく,防除効果は判定できなかった。 、 ダイズの茎葉処理殺虫剤「プレバソンフロアブル5」のマメシンクイガに対する防除効果を検討した結果,防除効果は高く実用性は高いと判断された。 、4)イネ紋枯病を対象に新規登録された「Dr.オリゼフェルテラグレータム粒剤」の防除効果を検討したところ,初期の発生を抑え,最終的な発病率が低く維持されたことで被害度も小さく,防除効果が認められた。 |
カテゴリ | 病害虫 アカスジカスミカメ 育苗 いもち病 害虫 カメムシ 黒根腐病 省力化 大豆 農薬 斑点米 斑点米カメムシ 病害虫防除 防除 マメシンクイガ 薬剤 |