| 課題名 | 耐冷性といもち病抵抗性を兼ね備えた極良食味及び業務用品種の開発とその普及 |
|---|---|
| 研究機関名 |
宮城県古川農業試験場 |
| 研究分担 |
作物育種部 |
| 研究期間 | 完H23~25 |
| 年度 | 2013 |
| 摘要 | <目的> 、 北海道,東北地域が米の主産地として安定生産を継続していくためには,気象変動によるリスクや病害を低減できる良質で極良食味の品種,または加工適性に優れた業務用米品種の開発が求められている。本課題は,耐冷性やいもち病抵抗性,食味等が改良された有望系統について,栽培特性,地域適応性,加工適性を重点的に評価し,その早期実用化と効率的な普及を目指す。<成果> 、 東北206,207,209,210号の4系統の生育,玄米収量及び各種特性を評価した。東北206, 207,209号は出穂,成熟期は,ひとめぼれと比べて2日以内の差で,4系統とも“中生の晩”であった。稈長は,ひとめぼれに比べて東北207号がやや短く,その他の3系統はひとめぼれ並,精玄米重は,東北207,209号がひとめぼれにやや優り,東北206号はひとめぼれ対比98%,東北210号は90%とやや低かった。東北210号の玄米千粒重が18.7gと小さかった。各種特性は,東北206号は,高温登熟性が“やや強”,東北207号は,耐冷性が“極強11”,東北209号は,葉いもち抵抗性が“強”,東北210号は,食味が総合値で「ひとめぼれ」に優った。 、 新配付系統として,東北214号と東北215号の2系統を選抜した。東北214号は,ひとめぼれに比べて,出穂,成熟期が1~2日早く,稈長,穂長,穂数は同程度で,玄米千粒重はやや小さいが,精玄米重はひとめぼれ対比104%とやや高く,玄米品質が優り,食味は同程度で,耐冷性は“極強”,いもち病抵抗性は,葉いもち “強”,穂いもち“極強”で,高温登熟性“強”であった。東北215号は,ひとめぼれに比べて,出穂・成熟期,稈長,穂長,穂数は同程度で,玄米千粒重がやや大きく,精玄米重がひとめぼれ対比105%とやや多収であった。耐冷性は“極強”,いもち病抵抗性は,葉いもち,穂いもちともに“極強”で,食味はひとめぼれ並の極良食味であった。 、 東北糯199号の出穂期,成熟期ともに「こがねもち」と同じ。稈長は「こがねもち」より短く,「もちむすめ」より長い。玄米千粒重は,21.8gと「こがねもち」よりやや大きく,精玄米重は「こがねもち」対比96%だった。 、 現地栽培試験を大崎市(敷玉地区)で実施したが,追肥前に倒伏したため,追肥区を設定することができなかった。場内の試験結果から,追肥は幼穂形成期と減数分裂期にN成分1kg/10a程度とした。 |
| カテゴリ | いもち病 加工適性 抵抗性 品種 良食味 |