県水稲奨励品種の耐塩性評価と耐塩性水稲品種の開発

課題名 県水稲奨励品種の耐塩性評価と耐塩性水稲品種の開発
研究機関名 宮城県古川農業試験場
研究分担 作物育種部
研究期間 完H23~25
年度 2013
摘要 <目的>
、 東日本大震災の津波により海水が浸水した被災水田において,県水稲奨励品種及び既存の耐塩性変異系統を作付けし,その耐塩性を評価する。また,既存の耐塩性変異系統を育種母本として利用,あるいは,イオンビーム育種法を用いて宮城県オリジナルの耐塩性水稲品種を開発する。 <成果>
、 被災水田(石巻市北上)において現地試験を実施した。一部の品種で下葉の枯れ上がり等が観察されたが,概ね順調に生育した。稈長が短く,出穂期が遅くなったが,移植時期の遅れによるものと考えられた。コシヒカリは出穂の遅れにより,成熟期まで達せず,収量がやや低下した。
、 枯れ上がり程度が少なく,稈長の抑制程度(稈長比:塩水田/無処理)で小さいものから,ひとめぼれ由来の変異系統で10系統,まなむすめ由来の変異系統で 3系統選抜した。選抜系統のNaイオン吸収率を分析した結果,13P-607,13P-610,13P-616,13P-637の4系統はひとめぼれに比べて,Naイオン吸収率比が低かった。選抜系統は,原品種と比較して,稈長や収量性で一部の系統で差が見られたが,耐冷性,食味については,ほぼ同程度であった。
カテゴリ 育種 水田 水稲 品種 良食味

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