課題名 | 海洋環境調査情報提供事業 |
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研究機関名 |
宮城県水産技術総合センター |
研究分担 |
企画情報部 |
研究期間 | H24~28 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:漁業調査指導船拓洋丸及び開洋によって,本県沿岸の漁況・海況及び沿岸重要資源に関する調査研究を行い,観測結果を関係機関と共有して長期予報の作成に活用するとともに,漁海況情報や春漁情報として関係業者に速やかに通報し,資源管理と漁家経営の安定化及び計画操業に役立てる。 、 、成果: 、1)海況調査 、 本県沿岸海域の海洋観測調査を毎月行い,海洋観測結果を基に,表面及び100m深水温の水温分布図等を作成し漁海況情報としてとりまとめた。 、 宮城県沿岸海域の過去40年間に渡り蓄積された海洋観測データと隣県のデータを用い,偏差持続による予測モデル,類似年を用いた予測モデル,主成分スコアの自己回帰による予測モデルのそれぞれを併用して,海況予測を行なった。 、2)重要資源調査 、 コウナゴやオキアミについては漁期前に,主に発生状況及び漁場形成状況についての春漁情報として取りまとめた。 、3)漁況調査 、 宮城県総合水産行政情報システムで主要魚種の水揚量を調査し,漁海況情報としてとりまとめた。 、4)情報提供 、 調査船による調査結果,水揚情報,漁海況長期予報,各種関係情報等を下記の情報として漁業協同組合等の関係機関へFAX送付するとともに,当センターのホームページ上にも同時に公開した。オキアミやコウナゴ等春漁に係る漁業者会議で,海況や資源動向,漁海況予測に関する情報提供を行った。春漁会議等で関係業者に調査結果を報告し,漁業者が操業を判断する際などのデータとして活用された。 、 漁海況情報(12回発行):月1回の定線海洋観測調査結果,水揚情報,表層水温モニタリング情報を提供(平成25年4月~平成26年3月)。 、 春漁情報(7回発行):オキアミとコウナゴについて漁況予測や分布状況,水揚情報等をホームページや漁業者懇談会等で周知を図った。 |
カテゴリ | 経営管理 モニタリング |