気象変動に負けないおうとうの高品質安定生産技術の開発

課題名 気象変動に負けないおうとうの高品質安定生産技術の開発
研究機関名 山形県農業総合研究センター園芸試験場
研究分担 果樹部
研究期間 継H23~27
年度 2013
摘要  おうとう「佐藤錦」において着色始期から1週間に35℃超の高温に遭遇しても、その後低下し25~30℃程度で経過すると、着色や果実肥大は回復傾向となる。また、着色始期から1週間の間に25~30℃で経過し、収穫前1週間程度の間35℃超の高温に遭遇した場合は、ウルミ果や高温障害果の発生が多くなる。 
、 10月以降の高温は、葉色の退化や落葉が遅れ、翌年の発芽、開花、展葉が遅れるとともに揃いが悪くなる傾向がある。
、 休眠期の花束状短果枝幅の平均が16mm以上の側枝は、高品質の果実が生産できる。また、休眠期の先端1年枝長が20~30cm、2年枝径が6~10mmの側枝には、幅16mm以上の花束状短果枝が多く着生し、果実品質が高い。
、 5月下旬の側枝先端新梢中位葉が、葉色SPAD値31以下、縦横比2.5以上、葉厚0.37mm以上の樹は、高品質果実生産が可能である。
、 安定して高品質生産が可能な樹は、5月下旬の樹冠内の相対照度が高い。このような樹は、主枝本数が制限されていて重なりがなく、主幹部から横に25°以下の傾きで幅広く伸びている。主枝上の側枝密度は1m当たり5本程度で、水平枝、斜立枝を主体に配置されている。
、 日当たりが悪い環境では、新梢葉の葉重が軽く、光合成能が低く、花束状短果枝が小さい傾向がある。収穫後に日当たりを改善すると葉質と光合成能が向上し、花束状短果枝が大きくなる傾向がある。
、有望系統の特性では、山園C11号と山園C12号とも開花盛期が‘佐藤錦’より6日早く、収穫期はC11号が‘佐藤錦’より10日早く、C12号は10日遅かった。果実品質では、C11号は外観良好だが、裂果多く、食味不良。C12号は食味やや淡白だが着色、果実肥大が非常に良好、日持ち性に優れた品種であると考えられた。
カテゴリ おうとう 高温対策 品種 良食味

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