課題名 | ぶどう「シャインマスカット」周年安定供給に向けた越年出荷技術の開発および輸出実証 |
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研究機関名 |
山形県農業総合研究センター園芸試験場 |
研究分担 |
果樹部 |
研究期間 | 継H24~29 |
年度 | 2013 |
摘要 | 樹冠内部において、青色や緑色の有色袋で被袋した果房は、白色袋で被覆した果房より成熟が緩慢に進み、ベレゾーン盛期に被袋した場合は、収穫期は遅れるが、食味の低下はみられなかった。ベレゾーン始期の青色袋では糖度の上昇が特に遅れ、ベレゾーン終了後の緑色袋の被袋は「かすり症」の発生が多くなった。 、 長期貯蔵技術として、プラスチック容器による果房への水分供給は、穂軸を部分挿入し0.5℃の冷蔵庫で鮮度を維持したまま120日間の貯蔵が可能であった。 、 貯蔵期間が90日以内であれば、出庫後、10~15℃で保管しても一定の商品性が保たれた。 、 貯蔵には‘シャインマスカット’カラーチャート「2」~「3」程度の果皮色の果房が適するものと考えられた。 、 収穫期を遅らせた場合でも、青色袋で被袋した果房では、白色袋の果房に比べ、果房重の減少、果粒、穂軸の萎凋、障害果粒の発生が少なく、果粒軟化が軽減され、貯蔵90日後(1月下旬)でも比較的高い商品果房率が確保された。 |
カテゴリ | カラー 出荷調整 障害果 長期保存・貯蔵 ぶどう 輸出 良食味 |