課題名 | 1 県産材等の需要拡大を図る技術開発 、(3)耐久性と景観性に優れた県産スギウッドフェンスの開発 |
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研究機関名 |
富山県農林水産総合技術センター |
研究分担 |
木材研究所 木質製品課 |
研究期間 | 完H23~H25 |
年度 | 2013 |
摘要 | 本研究では、県産スギ材を用いて、耐久性、景観性および構造安全性に優れたウッドフェンスを開発し、公共施設や道路、一般住宅での利用普及を図ることにより、スギ材の需要拡大につなげることを目的としている。最終年度に当たる今年度は、1)景観に合わせた調色・塗装の耐候性評価(心材)、2)屋外に施工・放置した住宅用フェンスの湿潤時の垂直荷重および横荷重試験、3)スギ防護柵およびフェンスの試作によるコスト試算を行い、つぎの結果を得た。1)3種類の防腐薬剤(AAC、ACQ-1、CUAZ)で処理したスギ心材板目板にそれぞれ5色の塗料を塗布した場合、昨年度の辺材と同様に防腐薬剤と塗装色の組合せで塗装寿命が異なったが、いずれの薬剤処理でも1年前後の塗装寿命は認められた。2)湿潤時でも、60kgf/mの垂直設計荷重(歩行者自転車用柵P型)に耐え、風速30m/秒の風にも耐えることが確認できた。3)試作した防護柵、雪割り付きおよび同無し住宅用フェンスのコストは、材工込みで、それぞれ、2.1万円、1.5万円、1.0万円/mとなり、いずれもコスト競争力があると予想された。 |
カテゴリ | コスト 需要拡大 防護柵 薬剤 |