課題名 | 1 大規模経営を発展させる土地利用型 、作物の栽培技術の確立 、4)豆腐用大豆新品種の選定と栽培技術 、 の確立 、 (1) 新技術を導入した豆腐用大豆の 、 栽培技術の確立 、2) 播種時期別の狭畦栽培適性 |
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研究機関名 |
石川県農林総合研究センター農業試験場 |
研究分担 |
作物栽培G |
研究期間 | 完H23~H25 |
年度 | 2013 |
摘要 | 目的:県内の大豆産地では、中耕培土作業の削減による省力化や収量向上を志向して狭畦栽培の取り組みが行われている。平成25年度から現地で導入する「里のほほえみ」について、播種時期別の晩播狭畦栽培の適性を検討する。 、結果:成熟期の主茎長は7月1日播種で低く、最下着莢節位高は全試験区で同等となり、茎径は7月1日播種で細くなった。成熟期における倒伏程度は、6月3日播種で中~多、6月17日播種および7月1日播種では中であった。青立ちは全試験区で発生が見られ、7月1日播種で顕著となった。株当たりの着粒構造は、主茎節数は7月1日播種で少なかった。分枝数、分枝節数、総節数は播種時期が遅いほど少ない傾向であった。総莢数および稔実粒数は、7月1日播種で少なくなった。精子実重は、6月3日播種と6月17日播種では同等であった。7月1日播種では、カビ粒が多発した。子実品質は、6月3日播種と6月17日播種では同等であった。以上の結果から、「里のほほえみ」の狭畦栽培では、6月上~中旬播種では安定した収量、品質が得られると考えられた。7月播種では栄養生長期間が短くなり十分な生育が確保できず、総莢数、稔実粒数が減少し、6月播種より収量は低下すると考えられる。また成熟期が低温で経過するため成熟遅延による品質低下が懸念される。さらに稔実莢数、稔実粒数の減少により青立症状が顕著となる恐れがある。 |
カテゴリ | 狭畦栽培 栽培技術 収量向上 省力化 新品種 大規模経営 大豆 播種 |