1 主要野菜産地を支援するための安定生 、 産技術の開発 、 3)安定生産技術の確立 、  (1)露地野菜および施設野菜の安定生産 、  技術 、 2) 加賀八つ房トウガラシの品種特性 、

課題名 1 主要野菜産地を支援するための安定生 、 産技術の開発 、 3)安定生産技術の確立 、  (1)露地野菜および施設野菜の安定生産 、  技術 、 2) 加賀八つ房トウガラシの品種特性 、
研究機関名 石川県農林総合研究センター農業試験場
研究分担 園芸栽培G
研究期間 完H24~H25
年度 2013
摘要
、目的:金沢市の山間部において八房群の加賀八つ房トウガラシが地域特産物として産地化に取り組まれており、その品種・系統特性の解明が求められている。そこで、加賀八つ房トウガラシの生育、収量、品質特性について検討する。
、成果:定植時の草丈において、加賀八つ房は、剣崎なんばより低かった。供試品種の開花始期はほぼ同じで7月中旬になった。
、収穫期生育において、草丈が加賀八つ房、サカタ八房、鷹の爪は、剣崎なんばより小さく辛八房より高くなった。葉の大きさでは加賀八つ房、サカタ八房、鷹の爪は、剣崎なんば、辛八房より大きくなった。
、成熟莢の収量は、加賀八つ房、サカタ八房、鷹の爪、辛八房が剣崎なんばより莢数が多く、多収となった。
、莢の形態では、加賀八つ房はサカタ八房と明確な差がなく、莢長が剣崎なんばより短く、辛八房より長かった。また、加賀八つ房の莢幅は辛八房より短かった)。
、辛味成分カプサイシン類の含有量では、辛八房が最も多く、次いで、剣崎なんばであった。
、同じ加賀八つ房でも生産者によって、カプサイシン類の含有量に大きな差異があった。
、なお、辛味成分の組成比(ジヒドロカプサイシン/カプサイシン)において、加賀八房は組成比が高かったが、現地生産者の組成比は大きく変動し、明確な特性として認められなかった。
、トウガラシの甘味は主に糖(果糖、ブドウ糖、ショ糖)によるものと考えられ、甘味成分の含有量では、剣崎なんばが最も多かった。同じ加賀八つ房でも生産者によって、甘味成分の含有量に大きな差異があった。糖組成において、供試品種間に差はなかった。
、トウガラシの香りにおいて、加賀八つ房と他の品種間に差はなかった(データ略)。
、 以上より、加賀八つ房は、サカタ八房、鷹の爪と類似の生育、莢特性があり、辛味、甘味、香り成分の含有に顕著な特性が認められなかった。



カテゴリ 香り成分 栽培技術 とうがらし 品種

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